
2019年1月2・3日に開催される第95回箱根駅伝、今年も予選会を突破して11年連続の箱根駅伝出場を決めた上武大学。
悲願のシード権獲得のためにどんな区間オーダーを組んでくるのか。
戦力的には厳しい戦いになるかと思いますが、それを覆すだけの練習を積んできているかと思いますので、過去最高の14位を上回るとともに初シードにむけてチャレンジしてくれることを期待したいです。
そんな上武大学の順位と区間オーダーを予想し、注目選手をあげていきたいと思います。
箱根駅伝2019の順位予想 上武大は何位?
今年の予選会の結果やトラックやハーフマラソンの記録を見ても厳しい戦いが予想される上武大学。
ただ、一人一人が粘り強いレースをしていくことで勝機が見えてくるかもしれません。
戦力的に見れば、20位前後ですが、全員がベストに近い走りをすることともに特殊区間の山区間での走り次第ではシード争いまでいけるのではないかと思います。
また悪条件になった方が上武大学の展開になるかもしれません。
予想通りいかないのが箱根駅伝でもあります。いい意味で予想を裏切る結果を上武大学に求めていきたいですね。
箱根駅伝2019の上武大の区間オーダー予想
上武大学のエントリー選手(名前・学年・10000M/ハーフ・過去の戦績)
- 石井 僚 (4年)29:47/65:01 (18)8区21位
- 太田黒 卓(4年)29:24/63:34 (18)2区19位 (17)3区10位
- 大森 樹 (4年)29:37/64:37 (18)4区21位 (17)8区15位
- 久保田 直生(4年)30:38/65:17
- 熊倉 優介(4年)29:45/63:56 (18)3区18位
- 関 稜汰 (4年)29:37/64:35
- 淵 喜輝 (4年)30:05/65:24
- 松下 恭一郎(4年)30:08/65:08(18)9区20位
- 鴨川 源太(3年)29:46/63:47 (18)6区20位
- 齋藤 優 (3年)29:33/69:02
- 佐々木 守(3年)29:56/64:26 (18)10区12位
- 武田 貫誠(3年)30:17/65:08
- 橋立 旋 (3年)30:23/64:47 (18)7区17位
- 岩崎 大洋(2年)30:12/64:22
- 坂本 貫登(2年)29:58/64:43
- 西井 翔馬(2年)29:55/68:48
上武大学区間エントリー予想オーダー
- 1区熊倉 優介(太田黒 卓)
- 2区太田黒 卓(熊倉 優介)
- 3区鴨川 源太
- 4区佐々木 守(大森 樹
- 5区坂本 貫登(関 稜汰)
- 6区岩崎 大洋
- 7区大森 樹(佐々木 守)
- 8区石井 僚
- 9区関 稜汰(坂本 貫登)
- 10区西井 翔馬(松下 恭一郎)
予選会及びハーフマラソンで結果を残している選手の多くがエントリーされている上武大学。
平地区間は予選会を上武大学内でまずまずの走りをした選手を中心にオーダーの配置を予想しました。
1,2区は予選会でチーム1番手だった太田黒選手、2番手熊倉選手になるのではないかと思います。
太田黒選手に関しては前回2区で思うような走りが出来ていないので、熊倉選手を2区にする場合も考えられます。
3区は上尾ハーフで好走したスピードもある次期エース候補の鴨川選手、4区は前回大会でまずまずの走りをした佐々木選手か前回4区経験者の大森選手ではないかと予想をします。
そして、山区間(5区・6区)に関しては勝負をかけたいですね。
平地区間では、他大学に走力で負けてしまうかもしれませんが、山区間は「適性」がものをいいますので、誰を起用するかの見極めは大切です。
山の適性のある選手が走れば、前回の法政大学の青木涼真選手が区間賞を獲得した走りと山下りの佐藤敏也選手が区間3位の走りをしたことによって法政大学はシード圏内まで引き上げ結果的にシードを獲得したように十分勝機はあるかと思います。
ですので、上武大学も山区間の走り次第で一気にシード圏内まであがっていけることも可能です。
そこで予想をするにあたり、次回以降も含めて、勢いのある若手選手で勝負をしてみたいですね。
復路の7区以降に関しては経験者とロードに強い選手で粘っていくレースをしていくことで活路が見いだせるのではないかと思います。
今大会の上武大学は4年生も多くエントリーされていますので、箱根駅伝・箱根駅伝予選会を突破してくるにあたり、4年間積み重ねてきたものをぜひ最後の箱根駅伝で出しきって、有終の美を飾ってもらいたいと思います。
箱根駅伝2019 上武大の特徴は?
上武大学は箱根駅伝出場校の中で10000Mの記録において、唯一28分台がいません。
予選会もギリギリの通過となっています。(記念大会ではなければ予選落ち)そんな厳しい戦いが予想される上武大学ですが、3、4年生の上級生が多くエントリーされている前回のメンバーが8名も残っている点においては強みでもあります。
何が起こるかわからない箱根駅伝においては、上級生や経験者のいるチームは心強いかと思います。
また、今年の上武大学は飛び抜けたエースはおりませんが、エントリー選手の力は拮抗しており、どの選手がでてもある程度、計算ができる走りができると思いますので、悲願のシード権獲得のために近藤監督の采配に注目をしたいと思います。
箱根駅伝2019 上武大の注目選手は?
上武大学において4年生の主力選手に注目をしたいと思います。
主要区間を任せられるであろう彼らの走りが他の選手の走りにつながってくるのではないかと思います。
上武大 太田黒卓選手
名前:太田黒 卓
出身校:多良木高等学校
ベストタイム:10000M 29:24/ ハーフマラソン 63:34
主な駅伝実績:1年次 出場なし
2年次 箱根駅伝3区10位
3年次 箱根駅伝2区19位
4年次
10000M、ハーフマラソンでメンバー1の記録を持っている上武大学のエースで主将。
予選会でもチームトップでゴールをしました。
箱根駅伝の前回大会では思うような走りが出来なかったですが、その雪辱とこれまでの経験を活かし、チームを牽引できる走りを期待したいです。
上武大 大森樹選手
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名前:大森 樹
出身校:久御山高等学校
ベストタイム:10000M 29:37/ ハーフマラソン 64:37
主な駅伝実績:1年次 出場なし
2年次 箱根駅伝8区15位
3年次 箱根駅伝4区21位
4年次
箱根予選会では今一歩の走りでしたが、調子が戻ってくれば経験もあるのでしっかりと走ってくれるのではないかと思います。
上武大学で箱根駅伝を2回走っているのは太田黒選手と大森選手だけですので経験を活かした走りをしてくれることを期待したいです。
上武大 熊倉優介選手
名前:熊倉 優介(4年)
出身校:村上桜ケ丘高等学校
ベストタイム:10000M 29:45/ ハーフマラソン 63:56
主な駅伝実績:1年次 出場なし
2年次 出場なし
3年次 箱根駅伝3区18位
4年次
太田黒選手とともにハーフマラソンを63分台の記録をもっている主力選手。
予選会でもチーム2番手で走っており、往路の主要区間に配置されるのではないかと思います。
最後の箱根駅伝で有終の美を飾れるような走りを期待したいです。
箱根駅伝2019 上武大の近藤監督はどんな人?
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平成国際大記録会に来ていた上武大・近藤監督と。先週の箱根駅伝予選会、お疲れ様でした!そして本戦出場おめでとう! #上武大学駅伝部 #近藤重勝監督 #箱根駅伝
神奈川大学で4年連続5区を走り、1、3年次は区間2位・2、4年次区間賞を獲得するなど箱根駅伝において、輝かしい成績を残している選手です。
大学卒業後は実業団で競技を続け2004年に引退し、その後は松陰大学の監督、2012年からは上武大学のコーチに転向し、2016年からは監督としてチームの指導にあたっています。
まとめ
- 今年の予選会の結果やトラックやハーフマラソンの記録を見ても厳しい戦いが予想されるが、悲願のシード権獲得のため粘り強い走りに注目
- 飛び抜けたエースはいないが、上級生を中心にエントリー選手の力は拮抗しており、どの選手がでてもある程度、計算ができる走りができる
- 注目選手は太田黒選手・大森選手・熊倉選手