2020年1月2・3日に開催される第96回箱根駅伝は、どこが優勝するかわからないぐらい実力拮抗の戦国駅伝とよばれています。
優勝候補と言われている青山学院大学・東海大学・東洋大学・國學院大学・駒澤大学の中で、前回大会の箱根駅伝2019で見事に初優勝を飾った東海大学は、今シーズンも実力・選手層ともにN0.1と言われ、連覇が期待されています。
そんな東海大学の箱根駅伝2020の順位や区間オーダーなどの予想をあげていきます。
2020年の結果は、10時間48分25秒で2位でした。
2020年1月3日6区にキャプテン館澤享次選手に変更になりました。
2020年1月2日往路の結果は、5時間24分38秒で4位です。
2020年1月1日区間エントリー(オーダー)後の情報を追記更新しております。
箱根駅伝2020の順位予想東海大は何位?
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箱根駅伝2020の優勝候補の中でも実力・選手層が一番と言われている東海大学は、前回優勝した箱根駅伝2019の優勝メンバーが8名も残っており、実力通り力を発揮することが出来れば優勝に一番近いのではないかと思われます。
初優勝をした箱根駅伝2019では、優勝争いをした青山学院大学や東洋大学がブレーキの区間があったのに対して、東海大学は全員が崩れることなく全区間において区間上位で走ることができたのが勝因でした。
しかしながら、主力選手がケガや不調などで思い通りのレースプランにならなかったり、1区間でも区間2ケタになるようなブレーキがあるようであれば厳しい戦いになるのではないかと思われます。
各区間の選手が実力通りに力を発揮することができれば優勝、思い通りのレースプランにならなければ4、5位になるのではないかと予想をしています。
東海大学の箱根駅伝2020の区間オーダー・エントリー
12月10日に箱根駅伝2020のチームエントリーがされ、主力の關颯人選手と中島怜利選手のエントリーがされませんでした。それ以外の選手は順当にエントリーされています。
区間エントリー後
1区 | 鬼塚 翔太(4年) |
2区 | 塩澤 稀夕(3年) |
3区 | 西川 雄一朗(4年) |
4区 | 鈴木 雄太 (3年) |
5区 | 西田 壮志(3年) |
6区 | 館澤 享次(4年) |
7区 | 松崎 咲人(1年) |
8区 | 小松 陽平(4年) |
9区 | 松尾淳之介(4年) |
10区 | 郡司 陽大(4年) |
予想オーダー
1区 | 鬼塚 翔太(4年)/西川 雄一朗(4年) |
2区 | 名取 燎太(3年)/塩澤 稀夕(3年)/阪口 竜平(4年) |
3区 | 西川 雄一朗(4年)/市村 朋樹(2年)/關 颯人(4年 |
4区 | 館沢 亨次(4年)/小松 陽平(4年)/塩澤 稀夕(3年) |
5区 | 西田 壮志(3年) |
6区 | 中島 怜利(4年)/松崎 咲人(1年) |
7区 | 阪口 竜平(4年)/關 颯人(4年)/市村 朋樹(2年) |
8区 | 小松 陽平(4年)/館沢 亨次(4年)/郡司 陽大(4年) |
9区 | 松尾 淳之介(4年)/名取 燎太(3年) |
10区 | 郡司 陽大(4年)/松尾 淳之介(4年) |
2020年1月1日最終区間エントリーの情報を追記更新しています。
残念ですが、それでも選手層が厚いので他の選手に期待をしましょう。
館沢選手はケガのため出雲駅伝2019、全日本大学駅伝2019ではエントリーされていません。
これまで3年間の大学駅伝においてチームを支えてきた一人だったので、有終の美でもある箱根駅伝2020では間に合って欲しいと思います。
順調であれば前回大会でも好走した4区、走れる状態であれば2年次にも走っている8区と勝負所での起用があると考えられます。
その場合、セットとしては小松陽平選手になるのではないかなと思われます。
そして、中島怜利選手ですが、これまで3年連続山下りで前回大会は小野田勇次選手にせまる区間2位と優勝するためには箱根駅伝ではかかせない存在です。
残念ながら今シーズンは不調で結果がでていませんが、復調してくれることを期待します。
また、中島怜利選手の変わりを務める選手としては前回大会MVPの小松陽平選手か思いきって1年生のロードで結果を残した松﨑咲人選手を起用してみても面白いかもしれませんね。
選手層が厚い東海大学ですので、様々な組み合わせが考えられますし、スピードタイプの選手、スタミナ・ロードに強いタイプの選手などもいますので、各選手の足並みをそろえてくることと両角速監督の采配がカギを握ってくるのではないかと思います。
箱根駅伝2020東海大の特徴は?
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東海大学2019は、高校時代のトップ選手たちが多く東海大学に入学した「黄金世代」と呼ばれている世代が最終学年です。
主力選手のほとんどが、その4年生を中心とした上級生で戦力が充実をしています。
主力選手の多くはトラックレースに多く出場しており、1500M、5000M、10000M、3000SCそれぞれの種目において、関東インカレや日本インカレの学生の大会だけではなく、日本選手権にも出場して結果を残している選手が多く在籍しています。
ベスト記録においては、5000M:13分台が15名、10000M:28分台が7名の記録の選手がおり、出雲駅伝は6名、全日本大学駅伝は8名、箱根駅伝は10名と東海大学の選手として駅伝に出場するための競争はとても激しいことが考えられます。
出雲駅伝2019の結果は?
【#出場校レター2019 #東海大学③】「全カレや出雲の様子を見ると下級生の力がついたなと感じています。しかし、3大駅伝3冠を目指していたため、出雲の結果は悔しいものでした。出雲の反省を全日本、箱根へとつなげていきたいです」(続く) pic.twitter.com/aVjrlC291M
— 全日本大学駅伝大会事務局 (@daigaku_ekiden) October 23, 2019
東海大学 4位
- 1区 西川 雄一朗(4年) 区間4位
- 2区 阪口 竜平(4年) 区間6位
- 3区 塩澤 稀夕(3年) 区間6位
- 4位 市村 朋樹(2年) 区間2位
- 5区 鬼塚 翔太(4年) 区間4位
- 6位 西田 壮志(2位) 区間2位
東海大学の出雲駅伝は4位という結果でした。
優勝争いはしたものの一度もトップに立つことができず、区間賞もとることができなかったという残念な結果でした。
館沢亨次選手と關颯人選手がケガで出場できなかった、阪口竜平選手がレース前に不安があった、そして黄金世代の4年生が不発だったための結果でした。
しかしながら、3年生以下の選手が奮闘したのは全日本大学駅伝、箱根駅伝に繋がってくるのではないかと思います。
是非とも全日本大学駅伝、箱根駅伝の逆襲に期待をしたいと思います。
陸上競技部駅伝チームが10月14日に島根県で開催された出雲全日本大学選抜駅伝競走で4位となりました。
皆さまの温かいご声援ありがとうございました。#東海大 #出雲駅伝https://t.co/ypsCANA0sm pic.twitter.com/c8sXOfhpfN— 東海大学(公式) (@Tokai_Univ_) October 14, 2019
箱根駅伝2020東海大学の両角速監督はどんな人?
両角速(もろずみはやし)監督は、学生時代は東海大学で4年連続箱根駅伝に出場をし、そして実業団でも活躍をした監督です。
東海大学の監督になる前は、現在は高校駅伝の名門校となっていますが、無名だった頃の佐久長聖高等学校で指導者としてスタートされています。
そして、部員2名からスタートした佐久長聖高等学校を駅伝日本一に導くとともに、大迫傑選手・佐藤悠基選手・上野裕一郎選手をはじめ数々の日本を代表するランナーを輩出した監督です。
なお、2011年に東海大学の監督として就任しています。
全日本駅伝2019のエントリー選手&予想は?
エントリー選手
- 鬼塚 翔太 4年
- 郡司 陽大 4年
- 小松 陽平 4年
- 阪口 竜平 4年
- 關 颯人 4年
- 西川 雄一朗 4年
- 松尾 淳之介 4年
- 塩澤 稀夕 3年
- 鈴木 雄太 3年
- 名取 燎太 3年
- 西田 壮志 3年
- 市村 朋樹 2年
- 松崎 咲人 1年
出雲駅伝に引き続き、館沢亨次選手がエントリーされませんでしたが、それ以外は順当なメンバーがエントリーされました。
ケガや不調の選手の復調が気がかりですが、思いきった区間配置もできるのではないかと思います。
出雲駅伝と同時期に開催された、札幌ハーフで好走したスタミナタイプの名取燎太選手や松尾淳之介選手やロードに強い小松陽平選手や郡司陽大選手をどこで起用をしてくるか楽しみです。
出雲駅伝と同様に激しい優勝争いが予想をされますが、東海大学はスピードが求められる前半区間において、トップで走れているかが優勝のカギではないかと思います。
箱根駅伝2019の東海大の区間オーダー予想と結果は?
【東海大学】 総合優勝<往路2位 復路2位>
- 1区:鬼塚 翔太(3年) 区間6位
- 2区:湯沢 舜(4年) 区間4年
- 3区:西川 雄一朗(3年) 区間4位
- 4区:館沢 亨次(3年) 区間2位
- 5区:西田 壮志(2年) 区間2位
- 6区:中島 怜悧(3年) 区間2位
- 7区:阪口 竜平(3年) 区間2位
- 8位:小松 陽平(3年) 区間賞(区間新)
- 9区:湊谷 春紀(3年) 区間2位
- 10区:郡司 陽大(3年) 区間3位
箱根駅伝2019で見事総合初優勝を勝ち取った東海大学ですが、往路は2位、復路は2位の結果でした。
東洋大学や青山学院大学では選手のブレーキがあったのに対して、東海大学は各選手が実力通りの力を発揮するとともに、大学駅伝初出場の8区の小松陽平選手が区間新記録で東洋大学の鈴木宗孝選手を逆転しました。
まとめ
- 箱根駅伝2020において東海大学は、各区間の選手が実力通りに力を発揮することができれば優勝、思い通りのレースプランにならなければ4、5位になるのではないかと予想される
- 今年の東海大学2019は「黄金世代」と呼ばれている世代が最終学年を迎えており、主力は上級生で占めている
- 主力選手のケガなどの影響もあり、出雲駅伝2019の結果は4位となっている
- 両角速監督は東海大学の監督の前は、当時無名だった駅伝の強豪校佐久長聖高校で駅伝日本一に導き、日本を代表するランナーを多く育てた監督