2019年9月に日本で開催されるラグビーワールドカップ2019で、ラグビー日本代表の監督として指揮をとるのはジェイミージョセフ監督。
過去に日本のクラブや日本代表の選手として、ワールドカップでプレーをしたこともあるジェイミージョセフ監督は、2016年9月にラグビー日本代表監督に就任しました。
悲願の予選リーグを突破に向けて強化をしているラグビー日本代表の監督のジェイミージョセフ監督の経歴や指導方法、評価について取り上げていきたいと思います。
ラグビー日本代表ジェイミージョセフ監督の経歴は?
#サンウルブズ の2018シーズンの指揮を、日本代表ヘッドコーチの #ジェイミー・ジョセフ 氏が執ることになりました。
#フィロ・ティアティア 前HC とジェイミー・ジョセフ新HCのコメント→ https://t.co/c96UADWWdn #sunwolves #Awoooo pic.twitter.com/jBhmcEBeny— サンウルブズ/SUNWOLVES (@sunwolves) 2017年9月29日
ジェイミージョセフ監督は、ニュージーランド出身の49歳(1969年11月21生)です。
選手時代、身長:196㎝、体重;105キロと体格に恵まれ、ラグビー選手として、1995年のワールドカップでは、準優勝したニュージーランド代表の一員として出場しました。
その後、日本のクラブ(サニックス<現・宗像サニックスブルース)に加入してプレー(2000年までプレー)をして、1999年には日本代表としてワールドカップに出場しました。
選手引退後は指導者として、ウェリントン代表のアシスタントコーチやヘッドコーチやマオリ・オールブラックス、スーパーラグビーのハイランダーズのヘッドコーチを歴任し、2016年に日本代表監督(ヘッドコーチ)に就任しました。
ジェイミージョセフ監督の過去の実績
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— Number編集部 (@numberweb) 2016年11月25日
<選手時代>
ポジション:フォワード(フランカー、ロック、NO.8)
主な経歴
- オタゴ大学
- ニュージーランド・オタゴ州代表(1989~1995)
- ニュージーランド・マオリ代表(1991~1995)
- ニュージーランド代表(1991~1995)<代表CAP:20試合>
- サニックス<日本の西日本社会人クラブ>(1995~2000)
- 日本代表(1999)<代表CAP:9試合>
ワールドカップ出場歴
- 1995年ワールドカップ(ニュージーランド代表)
- 1999年ワールドカップ(日本代表)
<指導者時代>
主な経歴
- ウェリントン アシスタントコーチ(2003~2007)
- ウェリントン ヘッドコーチ(2008~2010)
- マオリ・オールブラックスヘッドコーチ(2010~2012)
- ハイランダーズヘッドコーチ(2011~2016)
- 日本代表監督(2016~ )
<日本代表監督>
2016年 1勝4敗
2017年 3勝3敗1分け
2018年 3勝4敗
ジェイミージョセフ監督は選手時代もワールドカップへ2度出場し、指導者としてもハイランダーズで2015年にスーパーラグビーで優勝するなどの実績を残しています。
ラグビーはオリンピックやサッカーなどとは異なり、ラグビーの代表出場資格のルール上、国籍がなくても、3年以上継続して住めばその国の代表になることができます。
なので、1995年に日本のクラブに所属をしたジェイミージョセフ監督は1999年のワールドカップに日本代表として出場が可能になったわけです。
2016年に日本代表監督として就任後は、世界選抜やランキングの格上のチームに関しては、テストマッチにおいて敗れておりますが、日本よりランキング下位のチームに関しては勝利を収めており、上位チームに勝利をしていくことがワールドカップの決勝トーナメント進出につながってくるかと思います。
選手として指導者としてラグビーとともに人生を送ってきたジェイミージョセフ監督が、監督として初めて出場するワールドカップにおいて、どんな成績を残してくれるのか楽しみです。
ジェイミージョセフ監督の指導方法、方針は?
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— J:COMインフォメーション (@jcom_info) 2018年11月30日
ジェイミージョセフ監督の指導は、具体的で熱がこもっている指導がされるということです。
ジェイミージョセフ監督が指導をしていたスーパーラグビーのハイランダーズで、当時プレーをしている日本代表の田中史朗選手は、ジェイミージョセフ監督の指導に関しては技術力だけではなく、プレーに気持ちが入っていないと注意を受けるそうですので、気持ちを大事にする日本人に合っているのではないかと感じているみたいです。
ジェイミージョセフ監督は自身の役割について、「ヘッドコーチの重要な仕事とは、選手が信じることのできる環境を創造することです。選手に自信を与えなくてはならない。それが私の務めです」と答え、寛容さの中に厳格さもあり各ポジションの役割分担が明確化されており、100%の仕事をやりきることが求められています。
ジェイミージョセフ監督の世間の評価は?
6月のリポビタンDチャレンジカップ
ジョージア戦前のチームミーティング
らしいけど面白すぎるわw似すぎやし
本物のジェイミージョセフHCと
対面するしw意外と人柄ええやん🏈
またこんなやりとりみたい🙏#諸見里#ラグビーW杯2019#ラグビー日本代表#ジェイミージョセフ pic.twitter.com/Uq1ggkuqOU— 赤穂のロサリオ (@ichikawagomez) 2018年10月8日
ジェイミージョセフ監督の就任にあたっては、2015年のワールドカップ後、監督選出に難航はしていたましたが、これまで日本でのプレー経験と国際試合の監督経験が豊富なことが高く評価されてジェイミージョセフ監督が就任することとなりました。
ジェイミージョセフ監督が2011年から指揮をとっていたハイランダーズは監督が就任するまではパッとしないチームでしたが、就任して以降は勝てるチームとなっていき、2014年にはプレーオフ進出、2015年にはスーパーラグビーの優勝するほどチームが強くなっていき、強くなった結果としてジェイミージョセフ監督の手腕が大きかったと評価されています。
選手からは、「かなり怖い」という印象を当初は持たれていましたが、監督の立てたプランを信頼し、監督のプランを遂行しようとしている姿があるとのことです。
それが、ワールドカップにむけて日本代表が強化されてきていることが形となってでてきているのではないかと思います。
そして、何より、日本のクラブでプレーしていることや日本代表でワールドカップに出場しているという点において、日本在住の経験や日本語で話すことができ、親しみやすい外国人監督ではないかと思います。
ラグビー前監督との相違点は?
ジェイミーとエディーはここが違う!ラグビー日本代表総監督の素顔。https://t.co/LpvdVUueIg#rugbyjp #ラグビー #BraveBlossoms #OneTeam #ジェイミージョセフ #エディージョーンズ
— 戸澤 克彦 (@katsuhiko_tzw) 2017年6月17日
ジェイミージョセフ監督が就任する前は、2012~2015年でエディー・ジョーンズ監督が日本で指揮をとっていました。
前回のワールドカップにおいて、南アフリカを撃破した時の監督となります。
ちなみにエディー・ジョーンズ監督は現在、イングランド代表の監督をされております。
イングランド戦、なぜ流れは変わったのか?https://t.co/HzCeppGgh1#ラグビー #ラグビー日本代表 #RWC2019 #ジェイミージョセフ #エディジョーンズ #沢木啓介 #真壁伸弥 #二宮清純 #JCOM @makaberian
— J:COMインフォメーション (@jcom_info) 2018年11月23日
そのエディー・ジョーンズ監督とジェイミージョセフ監督との違いとしては、2人の監督のもとでプレーをしている田中史朗選手は以前、雑誌のインタビューで「エディーはラグビーの構造を極力シンプルにして、シンドいことを徹底してやりきろうとした。でもジェイミーのラグビーは、一人ひとりが考えないとできない。ひとつの判断ミス、コミュニケーションミスがターンオーバーにつながってしまうから」と話をしています。
ジェイミージョセフ監督はニュージーランド出身に対して、エディー・ジョーンズ監督はオーストラリア出身となります。
また、ワールドカップにおいては、エディー・ジョーンズ監督は選手としては出場しておりませんが、ワールドカップにおいては代表監督としてオーストラリアを準優勝に導くなど経験豊富な監督です。
その一方で共通していることと言えば、エディー・ジョーンズ監督は代表監督する以前に日本の東海大学で指導をしたり、代表コーチを歴任したりしていました。
そして、奥さんは日本人の方であり、日本にゆかりのある監督であることは共通しているのではないかと思います。
まとめ
- ジェイミージョセフ監督はニュージーランド出身で、ワールドカップに2度出場
- 日本のクラブに所属したり、日本代表としてワールドカップに出場したりと日本にゆかりのある監督
- 2016年に代表監督に就任するまではスーパーラグビーのハイランダーズでヘッドコーチを務めて、2015年には優勝