今年も各地区から選ばれた強豪32校が頂点を目指して戦う、選抜高校野球2019が始まります。
今大会の優勝候補の一角としてあげられているのが、北海道地区から選抜された札幌大谷高校です。
昨秋に行われた明治神宮大会でも初出場初優勝を果たし、勢いに乗っている札幌大谷高校の注目選手はどの選手なのでしょうか。
そして札幌大谷の戦力はどうなっているのでしょうか。
注目の札幌大谷高校について見ていきましょう。
選抜高校野球2019札幌大谷の注目選手は?
明治神宮大会に初出場初優勝という偉業を成し遂げた札幌大谷高校ですが、かなり実力を持った選手たちが揃っているようです。
多くの選手がいる中で、投手の2枚看板としてチームの投手陣を支えているのがエースの西原健太選手と、サイドスローの太田流星選手です。
西原健太のプロフィール
名前:西原健太
生年月日:2001年7月19日
出身地:北海道赤平市
身長:184cm
体重:90kg
投球・打席:右投げ右打ち
西原健太選手は札幌大谷のエースナンバーを背負う投手です。
西原健太選手は明治神宮大会で一気にプロからの注目を集めた選手です。
184cm、90kgという恵まれた体格から投げ込まれる最速142km/hのストレートは相手打者を力で押し切ることのできる力強いボールを投げ込みます。
本格派と言われる西原健太選手は独特のフォームをしているので、初見の選手たちは中々打ち込むのは難しいかもしれません。
冬の間に課題である制球力を上げることができているかが、選抜高校野球でどれだけ勝ち上がれるかのキーポイントとなると思います。
また、西原健太選手は打撃でもチームの4番打者を任せられています。
投打ともにチームの柱となっている西原健太選手に注目です。
太田流星のプロフィール
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札幌大谷 全道大会・神宮大会優勝の立役者 #太田流星 くん 筑陽学園戦では8回までノーヒットノーランの活躍 #高校野球おじさん #高校野球 #センバツ #札幌大谷
名前:太田流星
生年月日:2001年4月9日
出身地:北海道札幌市
身長:173cm
体重:76kg
投球・打席:右投げ右打ち
エースの西原健太選手の陰に隠れてしまっていますが、太田流星選手もとても実力を持ち合わせている投手です。
サイドスローのフォームから投げられる球は安定感が高く、大崩れしないタイプの投手です。
主にリリーフ登板をする太田流星選手ですが、明治神宮大会で先発した時にはノーヒットノーランに抑えてしまうほどの好投を見せ、先発でも投げ切れるスタミナがあることを見せつけました。
秋の北海道大会では4試合26イニングに登板し防御率1.06と抜群の安定感を見せつけました。
安定感がありテンポが良い投球を見せてくれるもう1人のエース格太田流星選手にも注目です。
札幌大谷は投手のみならず野手にも多くの実力のある注目選手たちが揃っています。
全選手高い実力を持っているのですが、その中でも注目は石鳥亮選手、釜萢大司選手の2人の選手です。
石鳥亮のプロフィール
名前:石鳥亮
生年月日:2001年4月20日
出身地:北海道札幌市
身長:181cm
体重:85kg
投球・打席:右投げ右打ち
石鳥亮選手は現在センターを守っている選手です。
石鳥亮選手の一番の魅力は長打力です。
秋大会では5番に入っていた石鳥亮選手ですが、全12試合で19打点を記録しており、打率も.413とかなり高い打率を残していました。
守備力も高く、脚も速い選手なので走攻守空でて揃っているといえます。
長打力にミート力を併せ持っている石鳥亮選手は間違いなく打者での注目選手と言えます。
無安打で終わったりしてしまう時もあるので、安定感を持つとさらに危ない選手になるでしょう。
釜萢大司のプロフィール
名前:釜萢大司
生年月日:2001年10月10日
出身地:北海道札幌市
身長:173cm
体重:65kg
投球・打席:右投げ左打ち
釜萢大司選手は内野手の中心選手としてセカンドを守っています。
小柄ながら守備範囲が広く、安定した守備を見せます。
打撃面でも秋大会ではチーム最高打率を残しており、チームの2番打者として役割を果たしています。
さらに長打力、後に繋ぐ能力もあり、相手投手としては厄介な選手です。
選抜高校野球2019札幌大谷戦力分析
今大会の優勝候補に挙げられる札幌大谷は今年はかなり戦力が整っているチームだといえるでしょう。
その中でも札幌大谷の強みはチーム全体の団結力の強さです。
札幌大谷は中高一貫校の為、中学の頃からのチームメートが多いので団結力が高く、諦めない気持ちが強いチームです。
札幌大谷の投手陣は西原健太選手、太田流星選手の2人のエース級投手の継投が基本となってくるチームです。
主に西原健太選手が先発、太田流星選手がリリーフ登板という形ですが、太田流星選手も先発投手としても戦える力量を持っているので西原健太選手が崩れてしまっても、そこからまた試合を立て直すことができる能力があります。
その他の下級生の投手たちも明治神宮大会で経験を積んだこともあり、誰が登板しても問題ないくらいの力があります。
平均失点も1試合平均2.5点というまずまずの成績を残しています。
打撃面も投手陣に隠れがちですが、まずまずの選手たちが揃っています。
打撃面では4番に西原健太選手、5番に石鳥亮選手が座っており強力なクリーンアップとなっています。
北本壮一郎選手と釜萢大司選手の1,2番コンビも強力でコンスタントに出塁ができるので、かなり厄介です。
秋大会での打率は.358と高い打率を記録しています。
さらに札幌大谷は犠打数が12試合で40個と、かなり犠打を多用しているのがわかります。
バントも上手く勝負所で強いバッターを多く抱えている札幌大谷は、一度打線が噛み合えば中々勢いを止めるのは難しいです。
盗塁数も24個と脚も使えるチームなので全体的に積極的なチームと言えます。
投手・打撃では申し分ないチームですが、守備面では少し課題が残るチームともいえます。
秋大会12試合でのエラー数が17個と少し多くなっています。
12試合の総失点数が30点の中で自責点は14点となっており、残りの16点はエラーなどが絡んでの失点となってしまっています。
相手が得点機にエラーが多くなっているようなので、失点につながるエラーをどれだけ減らせるのかが、札幌大谷最大の課題と言えるでしょう。
明治神宮大会を制したことにより、他校からの研究やマークが多くなっていると思うので、冬の間の成長と、研究された中でどれくらいのパフォーマンスを発揮できるかが大事なところです。
現ヤンキースの田中将大選手が在籍していた駒大苫小牧以来、北海道の高校が優勝していないので今大会の札幌大谷には俄然期待が高まっています。
札幌大谷高校は優勝旗を北海道に持って帰ることができるのか楽しみです。
選抜高校野球試合結果
1回戦 札幌大谷高校VS米子東 4-1
打撃陣は序盤に4点を取り、そのリードを守り切って勝利しました。
投げては、太田流星選手が先発し9回1失点の完投勝利を収めました。
2回戦 札幌大谷高校VS明豊
まとめ
- 札幌大谷は明治神宮大会覇者
- 札幌大谷の投手は西原健太選手と太田流星選手の2枚看板
- 西原健太選手はプロのスカウトも注目している
- 野手の注目選手は石鳥亮選手と釜萢大司選手
- 札幌大谷は団結力の強いチーム
- 打撃陣も投手陣もレベルの高い選手が揃っている
- 犠打や盗塁を絡めた積極的な攻撃をしてくるチーム
- 札幌大谷の課題点は守備力
- 冬の期間にどれだけ成長できたかが優勝へのポイント