今年の選抜高校野球も地区予選を勝ち上がってきた強豪校が出そろっています。
今大会に山梨県勢として出場するのが、5年ぶり3度目の選抜出場となる山梨学院です。
山梨大会で準優勝、関東大会ではベスト4に残る活躍をし今回の選抜出場を決めました。
そんな山梨学院の中で注目選手はどの選手なのでしょうか。
そして山梨学院の戦力はどのようになっているのでしょうか。
山梨学院の注目選手と戦力を見ていきましょう。
選抜高校野球2019山梨学院の注目選手は?
まず、山梨学院の注目選手として挙げられる選手は間違いなく野村健太選手でしょう。
野村健太のプロフィール
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打線爆発の山梨学院。打線の中心は山梨のデスパイネこと野村健太くん #第91回選抜高等学校野球大会 #甲子園 #山梨学院 #野村健太 #山梨のデスパイネ #ホームラン #高校野球好きな人と繋がりたい
名前:野村健太
生年月日:2001年8月27日
出身地:愛知県安城市
身長:180cm
体重:89kg
投球・打席:右投げ右打ち
野村健太選手は山梨のデスパイネという異名を持つ大会屈指のスラッガーです。
180cm、89kgという超高校級の体格から生み出されるスイングから通算38本のホームランを放っています。
その力は2年生の時に出場した夏の甲子園ですでに発揮しており、高松商業戦でホームランを放ちました。
昨秋の秋季大会でもその高い打力を発揮し、8試合で26打数13安打と打率5割を記録し、打点、本塁打数もチームトップの成績を残しました。
すでにプロのスカウトも注目している選手なので、今大会でも持ち味のパワーをどこまで発揮できるか楽しみな選手です。
新2年生ながらチームの要となるキャッチャーを任されている栗田勇雅選手にも注目です。
栗田勇雅のプロフィール
山梨学院・栗田勇雅捕手「初回の失点に気を付ける」守備から流れ作る https://t.co/Pn2BiuerCC pic.twitter.com/KKfAjpbtsy
— 高校野球ニュース (@Kokoyakyu_News) 2019年3月11日
名前:栗田勇雅
生年月日:2002年11月3日
出身地:
身長:172cm
体重:78kg
投球・打席:右投げ右打ち
栗田勇雅選手は1年生の春から試合経験のあるキャッチャーです。
1年生から試合に出場していたため経験値は新2年生ながら申し分ないです。
下級生ながら先輩投手を引っ張るリードをしており肝が据わっているプレースタイルが持ち味の選手です。
打撃面では秋季大会では思うような成績は残せてないようですが、打撃面をカバーするくらい守備面で活躍をしています。
選抜高校野球では打撃面の成績ももう少し意識してもらいたいです。
1年経験を積んで成長した栗田勇雅選手の活躍はチームにとって必要不可欠です。
現在のチーム絶対的エースがいないと言われている中で、チームの投手陣を引っ張るのが相澤利俊選手です。
相澤利俊のプロフィール
名前:相澤利俊
生年月日:2001年7月19日
出身地:山梨県
身長:175cm
体重:75kg
投球・打席:左投げ右打ち
相澤利俊選手は背番号3番で秋季大会にベンチ入りしていましたが、投手として活躍をしていました。
時には先発、時にはリリーフ投手としてフル回転の活躍をしていました。
速球で押し切っていく投手というよりは、持ち球であるスライダーやチェンジアップ、カーブを合わせながら持ち味の制球力を活かして試合を作っていくというスタイルです。
先発向きの選手と言えるでしょう。
選抜高校野球では絶対的エースがいないと言われている評価を覆して、山梨学院の絶対的エースは相澤利俊選手だといわれるような活躍をしてもらいたいです。
もう1人の山梨学院の注目投手は選抜高校野球ではリリーフ登板が予想される佐藤裕士選手です。
佐藤裕士のプロフィール
【毎日新聞 山梨県版】
秋季関東地区高校野球大会:開幕 山梨学院、好発進 甲府工あす初戦 /山梨 – 毎日新聞 https://t.co/MRN9IxmpsA■球音
こん身の直球、流れ戻す
山梨学院・2年 佐藤裕士投手 pic.twitter.com/wZauEWpqlt— サイモン (@no1musya) 2018年10月21日
名前:佐藤裕士
生年月日:2001年9月11日
出身地:山梨県
身長:170cm
体重:70kg
投球・打席:右投げ右打ち
佐藤裕士選手はキレのあるスライダーを決め球にしているサイドスローの投手です。
主にリリーフ登板をする佐藤裕士選手ですが、関東大会の中央学院戦では先発登板し、6イニングを投げて1失点に抑える活躍をしました。
横の揺さぶりと低めの制球でゴロを打たせてテンポ良く投げるのが理想と語っており、選抜高校野球で全国の強打者を抑えるためには理想の投球をするのが絶対条件となってくるでしょう。
理想のピッチングをし、選抜高校野球では勝負所で相手を抑える投球を期待したいです。
選抜高校野球2019山梨学院戦力分析
山梨学院は打撃力が持ち味のチームです。
そんな山梨学院の打撃力は全国レベルと言えるでしょう。
4番を務める野村健太選手、エースでありながら中軸も任せられている相澤利俊選手が構えるクリーンアップは全国レベルの破壊力があります。
さらにクリーンアップの前の打順を任されている菅野秀斗選手も山梨学院の打撃陣が破壊力を発揮するためには活躍が必要不可欠な選手です。
秋季大会8試合での平均得点が7.4点とかなり高いチームですが、選抜を勝ち抜くためにはバントの成功が必要不可欠と語っています。
山梨学院の吉田監督は「センバツで勝つには4~5点が必要。そのためにはバント成功が不可欠」と語っており、バント練習に力を入れているようです。
さらにチームとしての課題である上位打線と下位打線の繋がりがセンバツでは大事になっていくと語っています。
下位打線を任されている選手たちが今冬でどこまで成長できているかがカギともなってきそうです。
チームの持ち味ともなっている打撃力に対し、投手陣は少し力では劣ってしまう所です。
甲子園の舞台で登板する可能性があると言われている投手は6人おり、相手打線との相性をみて起用すると語っています。
逆に言うとチームの絶対的エースが不在とも言えます。
そんな中で投手陣の中心となってくるのが相澤利俊選手、佐藤裕士選手、駒井祐亮選手の3人でしょう。
相澤利俊選手が主に先発を務めますが、他の2選手も先発として投げる力はあります。
ですが1人で投げ切る形ではなく、継投をしていくことが予想されます。
3月に入って安定した投球を見せている木村渓人選手や他の投手たちが、さらに実力と調子を上げていたら投手陣の負担を軽減させることができるので、6人全員で全試合投げ切るくらいの気持ちだと思われます。
投手陣が少し不安な分、守備陣はとにかく安定感が高いです。
練習でも新チームになってから7割の時間を守備練習に費やしています。具体的な場面を想定しての守備練習も多く行われており、そのおかげもあり秋季大会では1試合当たりの平均エラー数が0.6個と堅守を見せています。
自慢の打撃力と守備力がいかんなく発揮され、6人の投手陣が粘り強いピッチングをすることができると、一気に優勝の二文字が見えてくるでしょう。
選抜高校野球での成績
1回戦
山梨学院VS札幌第一 24-5
自慢の攻撃力が爆発し大勝しました。
特に野村健太選手は2本塁打5打点とチームトップのホームランと打点を記録しました。
2回戦
山梨学院VS筑陽学園
まとめ
- 山梨学院は3年ぶり5度目の選抜高校野球出場
- チームの主軸を務める野口健太選手は最注目選手
- 守備の要となるキャッチャーは新2年生の栗田勇雅選手が務める
- チームの実質的エースは相澤利俊選手
- 佐藤裕士選手はリリーフの要となる投手
- 山梨学院は打撃力が持ち味のチーム
- クリーンアップは全国レベル
- 選抜高校野球を勝ち上がるにはバントの成功が必要不可欠と語っている
- 上位打線と下位打線がうまく繋がるかも注目点
- 投手陣は絶対的エースが不在
- センバツでは6人の投手が登板する可能性がある
- 山梨学院は守備が安定している
- 1試合当たりのエラー数は0.6個