大学駅伝がいよいよ開幕しています。
近年、各大学が力をつけてきている中でも三大駅伝で常に優勝・上位争いをしているのが東洋大学です。
箱根駅伝2020において、三強と呼ばれる東海大学や青山学院大学とともに優勝候補に挙げられる東洋大学。
箱根駅伝2020の順位予想や東洋大学の箱根駅伝2020区間オーダーを予想するとともに、三大駅伝の出雲駅伝2019、全日本大学駅伝2019の東洋大学の駅伝のエントリー選手や注目選手をまとめていきます。
2020年の結果は、10時間59分11秒で10位でした。
2020年1月3日、7区蝦夷森章太選手、9区大澤駿選手、10区及川瑠音選手に変更になっています。
2020年1月2日往路の結果は、5時間29分15秒で11位です。
2020年1月1日区間エントリーの情報を追記更新しています。
箱根駅伝2020順位予想東洋大学は何位?
【出雲全日本大学選抜駅伝競争】
本日行われました出雲全日本大学選抜駅伝競争は東洋大学は3位でゴール致しました。
また、3区では相澤晃選手が見事区間賞を獲得しました💫
これから続く駅伝シーズンも優勝を目指す陸上競技部にご声援お願いいたします📣 pic.twitter.com/sbtaR5xZCf— 東洋大学應援指導部 (@toyo_greatbee) October 14, 2019
12月10日に箱根駅伝2020のチームエントリーがされ、主力の鈴木宗孝選手のエントリーがされませんでした。それ以外の選手は順当にエントリーされています。
箱根駅伝2019では総合3位、箱根駅伝2018では2位と優勝争いをしながらも東海大学や4連覇してた青山学院大学にあと一歩のところで優勝を逃していますが、今年こそはという気持ちがとても強いのではないかと思います。
2019では往路優勝をしていることもあって、総合優勝は悲願ともいえるのではないかと思います。
箱根駅伝2020では、前回大会を経験している選手が7名も残っているとともに、主力選手に上級生が多いこともあり、戦力及び経験ということからも見て十分優勝争いができるのではないかと思います。
ポイントとなるのは山区間(特に5区)を走る選手が他の有力大学と比較して不安があるので、その対策が出来てくれば勝負はできるかと思います。
出雲駅伝や全日本大学駅伝に比べて、1区間あたりの距離や区間数も増えることは東洋大学にとってはプラス面であり、悪くても3位、優勝も十分狙えるのではないかと思います。
箱根駅伝2020東洋大学の区間オーダー・エントリー
区間エントリー後
1区 | 西山和弥(3年) |
2区 | 相澤晃(4年) |
3区 | 𠮷川洋次 (3年) |
4区 | 渡邉奏太 (4年) |
5区 | 宮下隼人(2年) |
6区 | 今西駿介(4年) |
7区 | 山田和輝(1年) |
8区 | 前田義弘(1年) |
9区 | 定方駿 (4年) |
10区 | 古川隼(1年) |
予想オーダー
1区 | 西山 和弥(3年) |
2区 | 相澤 晃(4年) |
3区 | 川 洋次(3年)/渡邉 奏太(4年) |
4区 | 蝦夷森 章太(2年)/川 洋次(3年)/児玉悠輔(1年) |
5区 | 宮下 隼人(2年)/田中 龍誠(3年) |
6区 | 今西 駿介(4年) |
7区 | 渡邉 奏太(4年)/定方 駿(4年)/大澤 駿(3年) |
8区 | 大澤 駿(3年)/宮下 隼人(2年)/児玉 悠輔(1年) |
9区 | 鈴木 宗孝(2年)/蝦夷森 章太(2年)/前田 義弘(1年) |
10区 | 定方 駿(4年)/鈴木 宗孝(2年) |
2020年1月1日エントリー後を追記更新しています。
予想区間オーダーは色んな組み合わせが考えられるので、酒井俊幸監督の戦術と調子の良い選手を区間配置していくのではないかと思います。
主力選手では前回大会で悔しい思いをした鈴木宗孝選手のリベンジに期待をしましたが、残念ながらエントリーされませんでした。
それ以外の主力選手は順当にエントリーされましたので、不調やケガ等がなければ、ベストオーダーが組めるのではないかと思います。また、1年生が多くエントリーされており、サプライズにも期待したいですね。
2区は相澤晃選手しかいないですね。
ぜひ区間賞を狙うとともに塩尻和也選手が記録を作った日本人記録の更新に期待がかかります。
また、これまでの実績より1区に西山和弥選手と6区今西駿介選手は変えないとは思います。
あとの区間においては、気になる選手としては川洋次選手がどこに起用をされるのか。
出雲駅伝ではエントリーされていますが、全日本大学駅伝ではエントリーされていない前回大会のリベンジに燃えていることが予想される鈴木宗孝選手がどこを走るのかがとても楽しみになってきます。
山区間においては、2年連続の5区を走っている田中龍誠選手か、関東インカレのハーフで3位となり本人も5区を熱望している宮下隼人選手が考えられますが、優勝を狙っている東海大学や青山学院大学、國學院大学、駒澤大学の5区の選手が強力なので、その選手に対抗できる選手が出てくると東洋大学の優勝の可能性が上がってくるかと思います。
どの大学にも言えますが、区間オーダーを決まってくるのは、出雲駅伝や全日本大学駅伝の結果、ロードレースや記録会次第ですかね。
箱根駅伝2020の東洋大学の特徴は?
絶対的エースの相澤晃選手を中心に上級生に主力が多く、その主力選手が1年次より活躍をしている選手が多いことが今年の東洋大学の特徴かなと思います。
ただ、主力選手の西山和弥選手や川洋次選手の3年生がケガや不調などでトラックシーズンでは結果を残せていないのが気になりますが、実績は十分なので箱根駅伝には合わせてくるのではないかと思います。
その分、宮下隼人選手・蝦夷森翔太選手・定方駿選手が関東インカレのハーフで3.4.6位と入賞しており、トラックの持ちタイムはなくてもロードに強い東洋を印象づけています。
箱根駅伝2020東洋大の酒井俊幸監督はどんな人?
【日体大10000m16組】
酒井 俊幸監督 (東洋大) pic.twitter.com/srSKZsC8tw— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 25, 2016
東洋大学で選手として主将として活躍をしていた酒井俊幸監督が2009年に東洋大学の監督になり、10年間東洋大学を常勝軍団に導いている名監督の一人です。
「その1秒を削り出せ」というチームスローガンのもと無名の選手を大学トップクラスの選手に育てたり、トップランナーを卒業後も東洋大のOB選手がオリンピックや世界選手権などで活躍できる選手を多く輩出するなど酒井俊幸監督の手腕はとてもすごいのではないかと思います。
特に2010年代、箱根駅伝の名選手を多く輩出しているのが東洋大学でもあります。
前マラソン日本記録の設楽悠太さんと啓太さんの双子選手、2代目山の神の柏原竜二さん、そしてMGCで2位になりオリンピック出場を決めた服部勇馬選手も酒井俊幸監督の指導があったからといえると思います。
駒澤の大八木弘明監督や青山学院大学の原晋監督のように感情を出したり、言葉巧みなイメージはない酒井俊幸ですが、クールなイメージで静かな闘志はすごく伝わってくる監督ですね。
東洋大学出雲駅伝2019と全日本大学駅伝2019のエントリー選手
名前(学年) | ベスト記録 5000M | ベスト記録 10000M | ベスト記録 ハーフ |
---|---|---|---|
出雲駅伝2019&全日本大学駅伝2019のエントリー選手 | |||
相澤 晃(4年) | 13分34秒 | 28分17秒 | 61分45秒 |
今西 駿介(4年) | 14分08秒 | 29分17秒 | 63分23秒 |
定方 駿(4年) | 14分25秒 | 29分27秒 | |
渡邉 奏太(4年) | 13分43秒 | 28分59秒 | 63分09秒 |
大澤 駿(3年) | 14分19秒 | 29分16秒 | |
西山 和弥(3年) | 13分46秒 | 28分35秒 | |
蝦夷森 章太(2年) | 14分15秒 | 29分46秒 | 63分56秒 |
宮下 隼人(2年) | 14分25秒 | 30分53秒 | 64分59秒 |
児玉 悠輔(1年) | 14分03秒 | 29分56秒 | |
出雲駅伝2019のみエントリー選手 | |||
鈴木 宗孝(2年) | 14分30秒 | 29分17秒 | 62分56秒 |
全日本大学駅伝2019のみエントリー選手 | |||
川 洋次(3年) | 14分15秒 | 28分53秒 | 63分48秒 |
久保田 悠月(1年) | 14分22秒 | ||
古川 隼(1年) | 14分31秒 | ||
前田 義弘(1年) | 14分17秒 | 29分38秒 |
東洋大学の出雲駅伝2019の順位予想
出雲駅伝2019のチームエントリーでの酒井俊幸監督のコメントが次のようになっています。
「エースの相澤を中心としながら、成長著しい若手のメンバーを加えたチーム編成でこの出雲駅伝から優勝を狙っていきたい。」
ということなので、若手を多く使ってくるのではないかと思います。
ただ、若手を使うだけではなく優勝を狙っていくとのことですので、駅伝シーズンにむけて順調に仕上がってきているのではないかと思います。
エースの相澤晃選手がどんな走りをするかも注目ですが、チームの主力である西山和弥選手が起用されるのかどうかというのも気になる所です。
出雲駅伝で勝つようだと、全日本大学駅伝・箱根駅伝に向けてとても良い弾みになっていくのではないかと思います。
今年の東洋大学の出雲駅伝2019の結果
東洋大学の出雲駅伝2019の結果は「3位」でした。
チームの主力の西山和弥選手が本調子ではなかったですが、3区のエース相澤晃選手が期待通りの区間賞(区間新記録)をだし、他の区間を走った選手もしっかりと走れており、東洋大学の安定感というのを見れたように思います。
距離が伸び、区間が増える全日本大学駅伝や箱根駅伝でぜひリベンジを期待したいですね。
箱根駅伝2019の東洋大学の区間オーダーと結果は?
【東洋大学】総合3位(往路優勝 復路4位)
1区 | 西山 和弥(2年) | 区間賞 |
2区 | 山本 修二(4年) | 区間4位 |
3区 | 川 洋次(2年) | 区間2位 |
4区 | 相澤 晃(3年) | 区間賞(区間新) |
5区 | 田中 龍誠(2年) | 区間8位 |
6区 | 今西 駿介(3年) | 区間3位 |
7区 | 小笹 椋(4年) | 区間3位 |
8区 | 鈴木 宗孝(1年) | 区間3位 |
9区 | 中村 拳梧(4年) | 区間19位 |
10区 | 大沢 駿(2年) | 区間10位 |
まとめ
- 箱根駅伝は出雲駅伝や全日本大学駅伝に比べて、1区間あたりの距離や区間数も増えることは東洋大学にとってはプラス面であり、悪くても3位、優勝も十分狙える
- エース相澤晃選手は健在だが、主力にケガや不調が不安でもあるが、関東インカレで3人入賞するなどロードに強い東洋大学が印象
- 箱根駅伝2020の区間オーダーを決まってくるのは、出雲駅伝や全日本大学駅伝の結果、ロードレースや記録会次第
- 酒井俊幸監督は、東洋大学を常勝軍団に導き、数多くの名選手を輩出した名監督