令和初となる箱根駅伝2020は、20大学(シード校10校、予選会突破校10校)と関東学生連合1チームの21チーム、210名が箱根路を駆け抜けていきます。
これまでの大会においても多くの注目選手が箱根駅伝に出場し活躍をして、卒業後にオリンピックや世界選手権に多く出場した選手が多くいます。
箱根駅伝2020はどんな選手が活躍をしてくれるのか、チームを優勝やシードに導くような注目選手を様々な観点からピックアップしていきます。
2020年1月2日放送、箱根駅伝往路区間賞受賞者を掲載しています。
往路の注目選手、区間賞受賞者は?
2 区 相澤 晃 (東洋大) 1時間05分57秒
3 区 ヴィンセント (東京国際大) 59分25秒
4 区 吉田 祐也 (青山学院大)1時間00分30秒
5 区 宮下 隼人 (東洋大)1時間10分25秒
1区創価大学の米満怜選手は、4年ということもあり最後の踏ん張りを見せた走りでしたね。
2区 東洋大学相澤晃選手は、期待以上の7人抜きと圧巻の強さ。
箱根駅伝2020注目選手(2019年に活躍)
箱根駅伝2019において区間賞を獲得した選手の中で、箱根駅伝2020に出場をして活躍が期待される選手をまとめていきたいと思います。
なお、該当選手は下記の6名(6区間)となっています。
前回の大会を経て成長した姿やどの区間を走るのかにも注目してもらいたいと思います。
西山和弥(2年)【1区区間賞】
11月4日あさのTOKYO応援宣言は
■#箱根駅伝 で #大迫傑 以来の快挙!東洋大学 #西山和弥 19歳に密着
■種目別決勝に #白井健三 #村上茉愛 ら出場 #世界体操
■ #羽生結弦 登場!さらに世界女王 #ザギトワ 速報 #フィギュアスケート
■陸上で3つの世界記録を持つ87歳の超人に #松岡修造 が迫る pic.twitter.com/6k4eZha8tE— TOKYO応援宣言(テレビ朝日) (@tokyosengen) October 31, 2018
学校 | 東洋大学 |
出身高校 | 東京農業大学第二高等学校(群馬) |
記録 | 10000M(28分35秒) 5000M(13分46秒) |
主な実績 | 箱根駅伝2018 1区区間賞 箱根駅伝2019 1区区間賞 |
東洋大学の1区のスペシャリストで、1年次から2年連続で1区区間賞を獲得しています。
これまでの三大駅伝すべてに出場をしており、東洋大学になくてはならない存在です。
トラックシーズンでは不調で今一つだが、箱根駅伝にむけて復調をしてくるのではないかと思います。
3年連続で1区を予想し、東洋大学のスタートダッシュを見せてくれるのではないかと思います。
相澤晃(4年)【4区区間賞】
全日本大学駅伝
東洋大 8区相澤晃 選手 pic.twitter.com/OUH5rNsfLk
— 青猫 (@runrun_aoneco) November 5, 2018
学校 | 東洋大学 |
出身高校 | 学法石川高等学校(福島) |
記録 | 10000M(28分17秒) 5000M(13分34秒) |
主な実績 | 箱根駅伝2018 2区3位 2019 4区区間賞(区間新記録) 学生ハーフ2019 優勝 ユニバーシアード2019 ハーフマラソン優勝 |
東洋大学の絶対的エース、箱根駅伝は2年次より出場し、2年次は花の2区で区間3位、3年次は4区で区間新記録をたたき出しています。
今年は学生ハーフ、ユニバーシアードで優勝をしており、ロードの強さは学生NO.1の実力の持ち主です。
今年は2年次以来の2区を走るのではないかと思います。
日本人記録更新も目指せるのではないかと思います。
浦野雄平(4年)【5区区間賞】
#國學院 三区 浦野雄平
先頭集団で唯一の四年生だったので先輩として負けるわけにはいかないと思っていたが結果的に負けて悔しい
東洋相澤が追い付いてきた。東洋相澤選手はお互いライバルと感じている。彼に勝たないと学生最強にはなれない。勝てるようになりたい!#出雲駅伝 #学生三大駅伝 pic.twitter.com/fLHsRTqVHm
— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) October 14, 2019
学校 | 國學院大学 |
出身高校 | 富山商業高等学校(富山) |
記録 | 10000M(28分25秒) 5000M(13分45秒) |
主な実績 | 箱根駅伝2019 5区区間賞(区間新記録) 日本インカレ2019 5位(5000M) |
2019年に学生長距離界で大ブレイクしたのが浦野雄平ではないかと思います。
箱根駅伝2019において、圧巻の区間新記録で区間賞を獲得。
その後の勢いも継続して、関東インカレや日本インカレにおいて、出場したトラックレースで結果を残しています。
また、自己記録もすべて今年に出しており、最も勢いのある選手とも言われています。
夏にはテレビ番組にも出演するなど知名度も上がってきている選手ともいえます。
箱根駅伝2020では、國學院が目指している往路優勝及び自身の記録に更新に向けて再び5区を走るのではないかと思います。
小松陽平(4年)【8区区間賞】
小松陽平 東海大 13:59.49#もうひとつの出雲駅伝 https://t.co/lnZG5u566m pic.twitter.com/2OgrbI4okI
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) October 14, 2019
学校 | 東海大学 |
出身高校 | 東海大学第四高等学校(北海道) |
記録 | 10000M(28分35秒) 5000M(13分57秒) |
主な実績 | 箱根駅伝2019 8区区間賞(区間新記録) |
東海大学黄金世代の1人で、他の選手は1年次より活躍をしている選手も多くいる中、小松陽平選手が注目されたのは箱根駅伝2019です。
8区で東洋大学の鈴木宗孝選手を振り切って、区間賞。
しかもそれまでの区間記録を更新した区間新記録をたたき出し、東海大学を初優勝に導いたMVP選手です。
小松陽平選手が箱根駅伝2020において走れるかどうかわからないぐらい選手層が厚い東海大学ですが、勝負どころの復路で起用をしてくるのではないかと思います
吉田圭太(3年)【9区区間賞】
【出雲駅伝2019 青山学院大学】
3区 吉田圭太 選手
“一年生の時に駅伝を一本でも走ってたら二年生の自分はいなかったかもしれない”
と語るほどメンタルも強い彼。三年生のエースが、走れないもう一人の大エースの分まで力強く出雲をかけてくれるはずです
優勝を決定づけるであろう走りに期待! pic.twitter.com/Ib1cKTVOXM
— 🌸 (@maimaipic) October 13, 2019
学校 | 青山学院大学 |
出身高校 | 世羅高等学校(広島) |
記録 | 10000M(28分35秒) 5000M(13分43秒) |
主な実績 | 出雲駅伝2018 4区区間賞 全日本大学駅伝 6区区間賞 箱根駅伝2019 9区区間賞 日本インカレ2019 3位(5000M) |
昨年、2年次、三大駅伝ですべてにおいて、唯一区間賞をすべて獲得したのが吉田圭太選手です。
春は留学等でレースには出場をしていませんでしたが、9月の日本インカレ(5000M)では自己ベストを出して3位の結果をだして駅伝シーズンを迎えています。
ハーフマラソンも61分台で走っており、スピード・スタミナと学生トップクラスの実力の持ち主です。
チーム事情によってどの区間を任されるかわかりませんが、出場した区間では必ず区間賞争いをしてくれると思います。
星岳(3年)【10区区間賞】
【第95回箱根駅伝】
10区:田町
星岳選手(帝京大) pic.twitter.com/Vt3hO4r5A4— なかやまけいすけ (@919_keisuke) January 3, 2019
学校 | 帝京大学 |
出身高校 | 明成高等学校(宮城) |
記録 | 10000M(29分12秒) 5000M(14分4秒) |
主な実績 | 箱根駅伝2019 10区区間賞 |
10000Mの記録は29分代前半ですが、ハーフマラソンは62分台の記録を持っており、ロードの強さはチームの中でもトップクラスだと思います。
今シーズンは、5000Mにおいては自己新で走っているものの他の選手に比べて今一歩の状態でしたが、11月の記録会で自己ベストを28分34秒という学生トップレベルの記録を出しました。
箱根駅伝2020の走りに期待します。
箱根駅伝2020注目選手(新戦力ルーキー)
箱根駅伝においてはルーキーがどんなデビューをするのか活躍をするのか気になりますよね。
既に結果を出している選手やこれからの駅伝シーズンで結果を出してくる選手が出てくると思いますが、現時点で注目のルーキーは以下の4名になるかなと思います。
田澤廉(1年)
【陸上】2年ぶりの出雲駅伝で大健闘の準優勝!
記事はこちらから▷ https://t.co/YRjfEJOQGG#駒大 #コマスポ #駒大陸上部 #原点と意欲 #男だろ #藤色のタスキ #山下一貴 #伊東颯汰 #田澤廉 #小林歩 #中村大成 #中村大聖 #出雲駅伝
※システムエラーにより掲載が遅れたことをお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/QdgsVj8LuS
— 駒大スポーツ (@komaspoofficial) October 15, 2019
学校 | 駒澤大学 |
出身高校 | 青森山田高等学校(青森) |
記録 | 10000M(29分06秒) 5000M(13分41秒) |
駒澤大学のスーパールーキーの田澤廉選手はトラックシーズンにおいては5000Mに出場をして学生トップ選手とレースを繰り広げています。
9月の記録会では13分41秒と驚異的な記録をだし、11月の記録会で自己ベストを28分13秒という学生トップレベルの記録を出し、箱根も大いに期待がもてる選手となりました。
中西大翔(1年)
20190421 日体大記録会 5000m 22組 國學院 中西大翔君 pic.twitter.com/TbcVeojSdY
— ひよ (@hiyomiranharp11) April 21, 2019
学校 | 國學院大学 |
出身高校 | 金沢龍谷高等学校(石川) |
記録 | 10000M(29分34秒) 5000M(13分54秒) |
國學院大学の選手はこれまで上級生になって力をつけていく選手が多かったですが、1年次より駅伝デビューをしていく可能性が高いのが中西大翔選手です。
10000Mの初レースで29分台や9月には5000Mで13分台を出し力をつけてきています。
また、双子の中西唯翔選手もチーム内におり、これまで双子の選手も活躍をしてきていますので、2人で箱根デビューをしてもらいたいです。
小島慎也(1年)
【2019年10月14日 第31回出雲駅伝】
2区 小島慎也選手(中央学院大学)前も後ろも有力校の選手に囲まれた難しい位置で、冷静に走って区間5位!
とてもいい意味で1年生らしくなくて頼もしい限りです! pic.twitter.com/Ule7KvCcGo— まつ (@pctril_alife) October 15, 2019
学校 | 中央学院大学 |
出身高校 | 大阪高等学校(大阪) |
記録 | 10000M(28分42秒) 5000M(14分15秒) |
9月に28分台を出した注目のルーキーです。
高校時も29分9秒のベスト記録をもっていましたが、夏に力をつけて28分台ランナーになりました。
10月時点では、1年で唯一の28分台ランナーがどんな走りをしてくれるのか楽しみです。
武川流以名(1年)
6/2 日体大長距離競技会
5000m 9組
武川 流以名・中央学院大 14:57.54 PB5/18平国大でのPBを今回さらに更新!
昨年までの高校球児から駅伝部員として中央学院に入部。
中3で出場した新城市中学駅伝では脇田くん(青学)を抑え区間賞を獲った実績もあり、新たな環境での成長が楽しみな選手です。 pic.twitter.com/h4iS5rd4kf— たかば (@turn2end) June 4, 2019
学校 | 中央学院大学 |
出身高校 | 島田樟誠高等学校(静岡) |
記録 | 10000M(29分24秒) 5000M(14分40秒) |
高校までは陸上部に所属をしていない大学で陸上デビューをした異色の選手です。
9月に出場をした初めての10000Mのレースで29分台と底知れない強さを秘めている選手かもしれません。
大学長距離界のシンデレラボーイになるかもしれない武川流以名選手に大注目です。
今回は箱根駅伝2019で区間賞を獲得している選手や注目のルーキーをピックアップをしましたが、他にも箱根駅伝にリベンジを誓っている選手や各校のエースも多くいますので、また取り上げていきたいと思います。
箱根駅伝2020出場校と出場選手一覧
箱根駅伝2020に出場する大学は、昨年2019年に10位までにゴールした大学はシード校として出場します。
- 東海大学
- 青山学院大学
- 東洋大学
- 駒澤大学
- 帝京大学
- 法政大学
- 國學院大学
- 順天堂大学
- 拓殖大学
- 中央学院大学
その他、箱根駅伝2020予選会上位10校が出場校となります。
箱根駅伝2020予選会上位10校については、10月26日試合終了後に追記します。
まとめ
- 箱根駅伝2020には、21チーム(20校+学生連合1チーム)210名が箱根路を駆け抜ける
- 注目選手として、箱根駅伝2019で区間賞を獲得した選手が6名いる
- 注目のルーキーは現時点で、5000Mや10000Mで記録を出している選手が4名いる