お子さんの成長につれて気になってくるのが習い事についてですよね。
2019年に人気のあった子供の習い事ランキングと、習い事に掛かる費用や何歳から始めることが多いのか等をまとめてみました。
2020年に新しいことを始めようと思っているママさん、パパさんの参考になれば嬉しいです。
情操教育や体力づくり・学力向上・潜在能力の開花など希望に応じて沢山ある種類の中から選ぶことができ、様々なことに幼いうちから挑戦できることは嬉しい反面、親としては種類が多すぎて悩んでしまいますよね。
小学生から英語やプログラミングの授業が始まっている時代なにが人気の習い事なのか見ていきましょう。
子供の習い事ランキング2020
子供の習い事について、2019年5月に株式会社バンダイが3歳~6歳の未就学児童と小学生の子どもを持つ親700名(子どもと一緒に回答できる人)を対象に「子どもの習い事に関する意識調査」を行ないました。
同年6月にその結果を発表しておりましたので、そちらのランキングをご紹介していきます。
子供の習い事ランキング2020 1位水泳
「 練習の成果 」
スイミングスクールの日に休みが取れたので息子の泳ぎをチェック😎
バタフライやれるのか?
トビウオになれるのか?w#スイミングスクール #習い事 https://t.co/j2jNgrDo64 pic.twitter.com/lDr1zlsRx1— ゆーいち@靴修理で人生リペア中 (@U_and_ONE) October 18, 2019
◆水泳 41.0%
第1位は男女ともに水泳が人気でした。
人気の理由として、
- 大怪我をする可能性が低い。
- 身体が程よく鍛えられ体力がつく。
- 心肺機能が上がる。(喘息にも効果があると言われています)
- 水難事故に備えられる。
などの理由が多いようです。
水泳は有酸素運動にもなり、水中なので足腰への負担が少ないことから、子どもだけでなく大人もリハビリや筋トレ・ダイエットとしても推奨されていますよね。
また、水難事故も泳げるか泳げないかで助かる可能性はかなり変わりますし、もしもの時に役立つという面でも人気なのは納得です。
子どもにとっても「水が怖くなくなった!」「泳げるようになった!」「25m泳げた!」「タイムが速くなった!」など水泳は個人個人での目標が明確で達成感をしっかり感じることができるのでモチベーションも上がり、楽しく続けられそうです。
子供の習い事ランキング2020 2位学習塾
◆学習塾 27.0%
学習塾は鉄板の習い事でもありますが、年々習わせたいと考える方が増えているようです。
理由として、
- 早いうちから学習習慣が身につく。
- 塾のオリジナル教材やタブレット学習など授業も工夫されており楽しく学べる。
- 学校とは別に塾のクラスメイトとライバルとして切磋琢磨できる。
- 受験に関する情報やアドバイスがもらえる。
などが挙げられていました。
確かに幼いうちから学習習慣を身につけておくと勉強自体への抵抗感も少なくなりますし、塾では学校とはまた違う工夫のされた学習ができることも多いので「学ぶ=楽しい」という考えになることも期待できますね。
受験についての情報も積極的に聞けますし、勉強が得意になることは子どもの将来の選択肢を広げることにも関わってくることなので早めに習わせておきたい気持ちも分かります。
子供の習い事ランキング2020 3位ピアノ
◆ピアノ 24.9%
ピアノも習い事の中では王道なのではないでしょうか?
私が小学生のころもピアノを習っている子は多かった記憶があります。
選ばれる理由として、
- 頭の回転が速くなる。
- 絶対音感が鍛えられる。
- 自信がつく。
- 記憶力、集中力の向上。
などが挙げられていました。
幼いうちからクラシック音楽などに触れていると音感が鍛えられるというのは有名なお話ですよね。
演奏するために曲をしっかり聴く必要がありますし、音を覚えることも重要なので、確かに練習しているだけでも自然と絶対音感は鍛えられそうです。
楽譜を覚えたり、繰り返し演奏の練習を行なうことで、大人でも苦手な人が多いと言われる「同じ作業を繰り返す」ということへの抵抗も無くなります。
学校内の合唱祭や、ピアノ教室によってはコンクールへの参加など、練習の成果を披露する場面もピアノは多くあるので大勢の前で行なうことで自信を持つことができるところも良いですよね。
子供の習い事ランキング2020 4位英会話
◆英会話 22.0%
日本にも海外から来ている外国の方が増えてきていますし、海外旅行や留学など海外へ行く機会も増え、世界の共通語である英語の重要性はどんどん高まってきていますよね。
英会話を選ぶ理由として、
- 自分が英語の勉強に苦労したから子どもには苦労させたくない。
- 学校の授業でも必修科目になってきている。
- 英語が話せたら将来有利になる。
など、将来を考えて習わせたいという意見が多く挙げられていました。
外資系企業も増えていますし、英語が話せるか話せないかで将来選ぶことのできる可能性はやはり変わってきます。
親としては吸収力の高い幼いうちから、英語を身近なものとして感じてもらいたいですよね。
将来の就職というところだけでなく、英語は世界の共通語ですので、英会話がスムーズにできると様々な国の方とコミュニケーションがより取りやすくなるので単純に子どもにとっても楽しい、嬉しいことなのではないかと思います。
子供の習い事ランキング2020 5位習字
◆習字 13.9%
美しい文字を書く人ってそれだけでキチンとした人という印象を受けますし、PCやスマートフォンの普及により手紙を書いたりする機会が減ってきているからこそ、特にふとした時に見る直筆の文字が綺麗だと好印象に思えますよね。
選ばれる理由として、
- 綺麗な字が書けるようになる。
- 集中力が身につく。
- 正しい持ち方、姿勢、書き方、書き順が身につく。
- 礼儀作法が身につく。
などの声が挙がっていました。
大人になってからだと長年のクセ字などを直すのはかなり苦労します。
子どものうちから綺麗で正しい文字を習得しておけると良いですし、習字教室ならではの集中できる空間や礼儀作法が学べる空間に慣れておくことができるところもポイントですね。
子供の習い事ランキング2020 6位体操・新体操
◆体操・新体操 10.3%
近年どんどん注目を集めている体操・新体操が6位にランクインしました。
選ばれている理由として、
- 姿勢が良くなる。
- 柔軟性が養われ運動の基礎づくりにもピッタリ。
- リズム感や表現力が身につく。
などがありました。
1番の理由としては「姿勢」を気にする方が多いようです。
姿勢が美しいだけで受ける印象は変わりますし、姿勢が悪いと骨盤の歪みなども引き起こすので腰痛を患ったりと身体のためにも姿勢は大切です。
また、柔軟性が養われ身体が柔らかくなることで怪我をしにくい身体になるというところも親としては安心ですよね。
子供の習い事ランキング2020 7位サッカー
◆サッカー 9.6%
近年、男の子だけでなく女の子にも人気度が高くなってきているサッカーが7位にランクインしました。
理由として、
- 基礎体力(持久力、筋力、アジリティ、スピード力、柔軟性)が身につく。
- 全身を使うので運動神経を鍛えることができる。
- チームプレーなので協調性やマナーが身につく。
などの声が挙がっていました。
個人の技術力向上だけでなく「チーム」としての役割や団結による協調性が子どもの頃から自然と身につけておけるのは成長してからも人と関わるうえで重要なことなのでとても良いですよね。
特別な道具は特に必要無くボール1つあれば、いつでも練習ができるというところも人気の理由の1つです。
子供の習い事ランキング2020 8位そろばん
◆そろばん 7.4%
昔から習い事として定番のそろばんが8位にランクインしました。
今時そろばんを使う機会はよっぽど無くなってしまいましたが、それでも習い事としては根強い人気があります。
理由として、
- 計算力の向上。
- 集中力と忍耐力が身につく。
- 右脳と左脳がバランス良く成長する。
- 手先が器用になる。
などがありました。
そろばんを習っていると計算の速度が上がるだけでなく、2桁×2桁などの複雑な計算も暗算で出来てしまう人も少なくありません。
それによって数字が好きになり、算数が好きになるというケースも非常に多いです。
また、1度計算を誤ると全てやり直しになってしまうので集中力が高まり、ミスをしないよう注意力も向上、複数回の計算により忍耐力も自然と向上していく等、そろばんを習っておくことで自然と身につくことの多さが人気の理由のようです。
子供の習い事ランキング2020 9位ダンス
◆ダンス 5.4%
近年どんどん子どもの習い事として始める方が増えているダンスは9位にランクインしました。
理由としては、
- 中学校の授業で必須になった。
- リズム感が身につく。
- 身体が柔らかくなる。
などがありました。
アクロバティックなダンスで無ければ怪我をする可能性も低いですし、曲に合わせて踊ることでリズム感は自然と身につきます。
全力で踊るとかなり体力も使うのでストレス発散の効果もあり、自分で踊りを考えることで創造性が養われるという意見もありました。
子供の習い事ランキング2020 10位テニス
◆テニス 2.6%
10位には、なんとテニスがランクインしました。
理由として、
・運動能力の向上。
・子どもの間だけでなく生涯楽しむことができる。
・個人で試合に出場できる。
などがありました。
確かにテニスは個人競技なので、試合なども団体競技よりは簡単に挑戦ができます。
試合に参加することで学ぶことも多く、子どものうちから目標や挑戦ができるというのはとても良い経験になります。
また、子ども~シニア世代まで幅広い年齢の方がされているスポーツなので、子どもの間だけでなく生涯の趣味としても続けることができるというところも長い目で見ると、非常に重要なポイントですね。
子供の習い事ランキング2020男の子に人気は?
続いては「男の子」に人気の習い事をまとめてみました。
- 1位 水泳
- 2位 学習塾
- 3位 英会話
- 4位 サッカー
- 5位 体操・新体操
やはり男の子には思いっきり身体を動かせるスポーツ系が人気のようですね。
定番の学習塾と2020年からは小学校でも英語が教科化することから英会話も上位にランクインです。
子供の習い事ランキング2020の子に人気は?
続いては「女の子」に人気の習い事をまとめてみました。
- 1位 水泳
- 2位 ピアノ
- 3位 学習塾
- 4位 英会話
- 5位 習字
女の子には文化系の習い事が人気のようですね。
女の子の習い事の定番・ピアノを抑えて、水泳が1位にランクインしているところは時代の変化を感じますね。
子供の習い事の平均数は?
・習い事1つ…46.6%
・習い事2つ…33.1%
・習い事3つ…15.1%
・習い事4つ以上…5.1%
という結果でした。
習い事は1つに集中させるという方が約半数で1番多かったですね。
習い事を2つ以上しているという方も合計すると53.3%いるので、お子さんの興味などに合わせて1つにこだわらず色々と検討してみても良さそうです。
子供の習い事の費用の平均は?
平均費用は、13,607円という結果でした。
習い事によって、高額なもの、比較的安価なもの、と費用はだいぶ変わりますが、だいたいこれくらいの金額で考えておくと安心です。
また、どの習い事も年齢が上がるにつれて費用も上がる傾向があるようです。
子供の習い事は何歳からが適切な年齢?
実際に習い事をさせるのは何歳からが良いのかということも凄く悩みますよね。
どの習い事をするかによって適切な年齢といわれるものは変わるようですが、最も多いのは3歳からのスタートで全体の約20%を占めていました。
その次が4歳からのスタートだったということで、だいたい幼稚園の年少さんクラスになった頃から始める方が多いようです。
0歳から始められる習い事などもありますし、本当に幼い頃から慣れておくといい習い事もありますが、子どもがある程度理解し楽しいという感覚で始めることを重視するのであれば、3~4歳ごろから始めるのが適切なのかもしれません。
ちなみに習字や学習塾などは小学校入学前後で検討される方が多いようです。
お子さんによって個人差は絶対にあるので、お子さんの状態や成長を見ながらスタートできると良いですね。
まとめ
- 2020年の子供の習い事ランキングは男女ともに水泳が1番人気でした。
- 男の子にはスポーツ系、女の子には文化系の習い事が人気です。
- 習い事は1つ派と2つ以上派で約半数ずつに分かれていました。
- 習い事の平均費用は13,607円でした。
- 習い事を始める適正年齢としては3~4歳ごろが1番多いようです。