2019年9月に開催されるラグビーワールドカップ2019は4年に1度のラグビーに開催される世界のランキング上位の強豪国も参加する最高峰の大会です。
それがいよいよ日本で開催されることとなります。
ラグビーファンはもちろんですが、ラグビーをまだあまり知らない人がラグビーを楽しんでみるためにはラグビーのゲームの進め方や得点の入り方・試合時間を知っておくとさらに楽しめることができます。
そこで、ラグビーを楽しんでみるためのルールをまとめていきたいと思います。
ラグビー徹底解説!
まずは、ラグビーについてご説明します。
ラグビーとは正式にはラグビーフットボールと呼ばれており、発祥はイングランドといわれています。
本日8月24日は【ラグビー発祥の日】。
1823年のこの日、イングランドのパブリックスクール・ラグビー校でラグビーが生まれた。
サッカーの試合中にウィリアム・エリスがボールを手で扱ったことによる。 pic.twitter.com/RY2TkiwnQc— でらっくす(まっちゃん iPhone) (@macchan358) 2014年8月24日
2つのチームに分かれラグビーボール(楕円形のボール)を奪い合いながら相手陣のインゴールまで運ぶ、あるいはH型のゴール上部に蹴り入れて得点を競うスポーツであり、他の球技スポーツと異なり、タックルやモールやスクラムといった接触プレーや体を密着させたプレーが多く、フィジカルとチームプレイが必要とされます。
ラグビー発祥地であるイングランドをはじめとしたヨーロッパや南半球の諸国で盛んなスポーツです。
ラグビーの主なゲームの進め方
【#ラグビー】フィールドプレーヤー15人にはそれぞれ決まったポジションが与えられており、#フォワード8人(スクラムを組むメンバー)と、#バックス7人(スクラムハーフ、スタンドオフ、センタースリークォーターバック2人、ウイングスリークォーターバック2人、フルバック、に分けられる)。 pic.twitter.com/2t9l9oAxw2
— Gam (@_Gamb_) 2017年1月5日
ラグビーは1チーム15人のフィールドプレーヤーで相手チームと1つのボールを奪い合います。
ラグビーは相手陣地に攻め込むスポーツですが、ラグビーならではのルールやゲームの進め方があります。
ゲームの進め方の流れについてご紹介します。
- ゲームの開始・再開前後半のゲームの開始や得点後のゲーム再開は、グランド中央から、ボールをワンバウンドさせてキックをする「ドロップキック」でスタートします。
- ボールを前進させる相手のエリアに向かってボールを前進させる方法は「ボールを持って進む」「キックをする」「味方へパスをする」という3つとなります。味方にパスをする際はボールを保持している選手より前のポジションにいる選手にはパスはできません(スローフォワードという反則となります)ので、ボールを持っている選手の真横か後方の選手にパスをする必要があります。
- 中断後のプレー再開『スクラム』からの再開:相手の軽い反則の場合やモールでプレーを止めた場合『フリーキック』からの再開:やや重い反則の場合に与えられ、反則をした場所から再開をします。キックの強さや方向などは自由ですが、ただし、直接ゴールを狙うことはできません。
『ペナルティキック』からの再開:反則のあった地点またはその後方からキックすることが可能で、フリーキック同様にキックの強さや方向などは自由ですが、直接ゴールを狙うことも可能です。
『ラインアウト』からの再開:ボールを持ったプレーヤーが左右のタッチラインを出たり、ボールを蹴りだしたりした際にスローインからの再開となります。
なお、ラグビーのタッチラインからの再開は必ずしも出した相手や出た場所からのスローインではありませんので注意してください。
- タッチラインでどちらのボールになるか①ペナルティキックで外に出た場合⇒マイボールのラインアウトで再開
②自陣の22Mラインより内側から蹴ったボールが外にでた場合⇒相手のラインアウトで再開
③自陣の22Mラインの外側から蹴ったボールがワンバウンド以上して外
にでた場合⇒外に出た地点から相手ボールで再開④自陣の22Mラインの外側から蹴ったボールがノーバウンドで外に出た場合⇒蹴った地点の真横からの相手ボールで再開
※特に①と④に関しては、ラグビー独特のルールになるので知っておくといいかもしれないですね。
ラグビーのゲーム時間・競技人数
ゲーム時間は、年代によっても異なりますが、ワールドカップなどの国際試合では、前後半それぞれ40分ハーフで行われます。
これに試合中にあった中断時間に応じてロスタイムが加算され試合時間となります。ロスタイムに関しては、基本は主審に委ねられる形になりますが、最近ではタイムキーパー制を導入されていることが多くなってきています。
タイムキーパー制とはフィールド外に置いたタイムキーパー(時間管理者)担当者に委任する制度で、試合の40分になるとホーンを鳴らして知らせることです。
そこからラストワンプレーとなり、プレーが途切れたら試合終了という形になります。
ハーフタイムは10分間が設けられています。
試合のスタートは「キックオフ」、試合の終了は「ノーサイド」といわれています。
ラグビーの競技人数
1チーム15人のフィールドプレーヤーでゲームを行います。
試合中にプレーヤーが怪我をした場合や戦略的にプレーヤーを入れ替えることが可能で、試合によって交代人数は異なりますが、基本は8人まで交代が可能となります。
なお、ポジションごとに背番号が決められており、スタメン選手は1~15番までの背番号、リザーブ選手は16番以降の背番号をつける形になります。
ラグビーの得点の種類・方法
<トライ>による得点・・・5点
攻撃側のプレーヤーが相手側のゴールラインを越えて、インゴール内にボールを持ち込んで地面にボールを置くもしくはタッチするとトライとなります。
ラグビーの得点の多くはトライであり、ラグビーの醍醐味でもあります。
なお、ペナルティトライというのもあり、これに関しては、反則がなければトライをしていたということを認められた時に与えられるトライのことです。
コンバージョンゴール・による得点・・・2点
トライをすると与えられるキック。
トライした地点からまっすぐに下がったところの好きな所からキックをすることができます。
トライをした位置によってゴールを狙うキックの位置が決まります。
なので、ゴールの真ん中もしくはゴールラインを越えてからのトライの方がゴールを狙いやすくなるということになります。
ペナルティゴールによる得点・・・3点
相手チームの反則により与えられるキック。
反則を得た地点からゴールを狙い、H型のゴールの上を越えるとゴールになります。
ドロップゴールによる得点・・・3点
プレー中に持っているボールをドロップキックしてH型のゴールの上を越えるとドロップゴールとなります。
ラグビーの得点については、1点ずつの加算というより、得点の仕方により3~7点の得点が入ります。
トライ+コンバージョンゴール失敗で5点、トライ+コンバージョンゴールで7点入ります。
試合において、5点差や10点差でも1、2回の得点機会で追いついたり、逆転をしたりするケースもあります。
解説や実況などで得点差を伝えたり、「ワントライ、ワンゴールで同点」などの良い方をするケースもあります。
前半で20点差の大差がついていても、後半で怒涛のトライで大逆転というのもあったりするのがラグビーの面白さかもしれません。
まとめ
- ラグビーはタックルやモールやスクラムといった接触プレーや体を密着させたプ レーが多く、フィジカルとチームプレイが必要とされるスポーツ
- ラグビーのゲームの進め方に関しては、状況に応じて決まっている
- ゲーム時間は前後半の40分ハーフが基本
- 競技人数は1チーム15人で怪我や戦略上の交代も認められている
- 得点の種類は「トライ」「コンバージョンゴール」「ペナルティキック」「ド
ロップキック」によってあり、得点はそれぞれ得点の種類によって点数は異なる