いよいよ2019~2020年の駅伝シーズンが開幕していきます。
駅伝シーズンの開幕戦と言われる、出雲大学駅伝が10月14日に島根県松江市の出雲で繰り広げられます。
駅伝開幕戦でもある出雲駅伝2019の出場校、気になる優勝予想や注目校、区間エントリー選手などをまとめていききます。
令和初の学生駅伝はどの大学が制していくのか、各大学の実力が拮抗しており、どの大学が勝つかわからない戦国駅伝と言われている今シーズンを占う初戦の出雲駅伝を取り上げます。
出雲駅伝2019速報・優勝結果
#出雲駅伝 #学生三大駅伝 #開幕戦
現在順位
1位 駒澤
2位 集団 東洋大・ 國學院大・東海大— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) October 14, 2019
【出雲駅伝】
6区土方くん、あげてきました!
先頭までの差がどんどん縮んでいきます😤 pic.twitter.com/a15zfrAVB9— 國學院大學体育連合会 (@ku_tairenhonbu) October 14, 2019
出雲駅伝、2区までのトップ…(゚д゚) pic.twitter.com/JAh1u6Qkkf
— 横にデカいひろしくん (@ohiroshikun) October 14, 2019
#出雲駅伝2019#國學院 優勝おめでとう㊗️#駒大 との監督師弟対決は弟子に軍配#駒大 も2位でフィニッシュ pic.twitter.com/y2eE06nURA
— takashi-oshima / 大島 敬@しまにゃん🐾 (@takashioshima6) October 14, 2019
どこのチームが優勝になるか分からなくなっています。
最終結果(~10位) #出雲駅伝 pic.twitter.com/KtzcW7kpPm
— ある保護者 (@o_endan4) October 14, 2019
出雲駅伝2019の優勝は國學院大学です。
2位駒澤大学
3位東洋大学
4位東海大学
5位青山学院大学
出雲駅伝とは?
第31回出雲駅伝
大会チラシ pic.twitter.com/3UNXf6gM40— しん (@gstjp464) September 19, 2019
出雲駅伝の正式名称は「全日本大学駅伝選抜競走」で、島江県松江市出雲で開催されるので、出雲駅伝と呼ばれています。
「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」と並び、大学三大駅伝と呼ばれています。
出雲駅伝は平成元年にスタートして、毎年「体育の日」に開催され、今回の出雲駅伝2019で第31回目の大会を迎えており、これまでも数々のドラマと感動を残してきました。
出雲駅伝の特徴
まずは、あまり知られてない出雲駅伝の特徴についてご紹介します。
①高速駅伝
他の大学の駅伝や社会人の駅伝レースの中でも距離が短く、各選手のスピードが問われる高速レースです。
一番長い区間でも6区の10.2㎞と箱根駅伝の半分の距離となっています。
1区間で差がなかなかつかないので、接戦や逆転劇が多くみられる駅伝でもあります。前回大会も優勝と2位の差が14秒差でした。
②海外大学の参加
箱根駅伝は「関東の大学」のみ、全日本大学駅伝は「日本の大学」のみですが、出雲駅伝は海外の大学生も選抜チームを結成して出場をしています。
これまでの大会では、アイビーリーグ選抜(アメリカ)や上海体育運動技術学院(中国)、韓国大学選抜(韓国)も参加していました。
今年もアイビーリーグ選抜(アメリカ)参戦予定をしています。
③新戦力・ルーキーの登場
駅伝の開幕戦ということもあり、春のトラックシーズンで活躍・結果を残してきた選手、夏合宿で飛躍を遂げた選手、ルーキーが登場してくる大会でもあります。
3月にチームを支えていた選手が卒業したこともあって、1月に箱根駅伝で出ていたメンバーからガラリと変わったメンバーが出場する大学や伸び盛りの選手・ルーキー(1年生)を多く起用する大学もあり、これまで知らなかった選手や新しいスター選手の誕生が見られたりもします。
出雲駅伝でデビューをして、そこで活躍をして全日本大学駅伝や箱根駅伝で勢いをつけていく選手も多くいます。
前回大会でいうと、青山学院大学の吉田圭太選手です。
吉田選手は出雲駅伝が大学駅伝デビュー戦でそこで区間賞をとって、その後、全日本大学駅伝・箱根駅伝でも区間賞を獲得しています。
今年はどんな選手が出てくるかとても楽しみです。
出雲駅伝2019出場校は?
出雲駅伝2019は21の大学・チームが出場を予定しています。
地域ごとに選抜された大学・チームが選抜され、北海道(1)、東北(1)、関東(10)、北信越(1)、東海(2)、関西(3)、中四国((1)、九州(1)、海外(1)です。
※()はチーム数です。
なお、出雲駅伝の出場するための予選会というのはなく、各地域の選抜チームや各地域で設定された大会で結果を残した大学が選抜されて出場をするという形となり、各地域に委ねられています。
ちなみに関東地区は、1月の箱根駅伝で10位までに入った大学、つまりシード校が出雲駅伝に出場するという形となっています。
出雲駅伝2019出場校
北海道学連選抜 | 30 |
東北学連選抜 | 31 |
東海大学 | 21 |
青山学院大学 | 10 |
東洋大学 | 20 |
駒澤大学 | 26 |
帝京大学 | 9 |
法政大学 | 14 |
國學院大學 | 3 |
順天堂大学 | 23 |
拓殖大学 | 5 |
中央学院大学 | 10 |
北信越学連選抜 | 31 |
皇學館大学 | 2 |
愛知工業大学 | 11 |
立命館大学 | 17 |
関西学院大学 | 7 |
京都産業大学 | 27 |
広島経済大学 | 18 |
第一工業大学 | 23 |
アイビーリーグ選抜 | 23 |
※数字は出場回数
選手エントリー・区間エントリー
選手エントリー:9月24日(火)12:00〆切<エントリー選手数10名>
区間エントリー:10月13日(日)14:15~15:00<区間エントリー6名 補欠2名>
出雲駅伝の選手・区間エントリーについては上記のスケジュールで組まれており、そのエントリー締め切り後に大会事務局より出雲駅伝大会公式ホームページを通してエントリー一覧が掲載される予定となっています。
選手が走る区間エントリーについてはギリギリまで選手の体調やケガや他の大学との駆け引きなどもあり、前日の発表となりますのでどんな区間エントリーになるのかとても楽しみですね。
区間エントリーが発表されるまでは、選手エントリーをもとに区間予想や展開予想をしていくのも一つの楽しみといえますね。
なお、各大学によっては、各大学のHPやSNS、イベントなどで発表をしていることもあります。
青山学院大学は毎年、イベントを開いてメンバー発表をしており、原晋監督は出雲駅伝を盛り上げてくれていますね。
出雲駅伝2019優勝予想・優勝候補のエントリー選手は?
今シーズンの大学駅伝はどこが優勝するかわからないぐらい実力が拮抗しています。
優勝候補とあげるとすれば、やはり、東海大学・東洋大学・青山学院大学の三強です。
その三強に迫ってくるのが駒澤大学と國學院大学です。
(※追記:10月4日に出雲駅伝のエントリー選手が発表されました)
(※追記:10月14日に出雲駅伝の区間エントリー選手が発表されました)
東海大学
優勝 東海大学!#出雲駅伝 pic.twitter.com/JuMw21rdI5
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) October 9, 2017
出雲駅伝2018:2位
箱根駅伝2019:優勝
黄金世代が最終学年を迎えて、選手層は大学1と呼ばれており、上級生に駅伝・トラックで実績十分な選手が揃っています。
どの選手をどの区間で起用していくのかがポイントになってくるのではないかと思います。
東海大学のエントリー選手は以下の通りです。
- 鬼塚翔太(4年)5区
- 郡司陽大(4年)
- 小松陽平(4年)
- 阪口竜平(4年)2区
- 關颯人 (4年)
- 西川雄一朗(4年) 1区
- 塩澤稀夕(3年)3区
- 西田壮志(3年)6区
- 市村朋樹(2年)4区
- 本間敬大(2年)
東洋大学
11月の #全日本大学駅伝 来年1月の #箱根駅伝 へと続く #学生三大駅伝 の開幕戦! #令和 最初の王者となるのは!?
★☆写真で振り返る2018出雲駅伝篇☆★
~ #フィニッシュ地点 より~
2018年大会2位 #東洋大学 pic.twitter.com/5W4sBzsOwi— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) August 25, 2019
出雲駅伝2018:2位
箱根駅伝2019:3位
大学最強ランナーのエース相澤晃をはじめ、主力選手が充実をしています。
全体的にスピード面では他の大学に比べて分が悪いですが、ロードの適性や経験及び絶対的エースがいますので接戦になれば面白いのではないかと思います。
東洋大学のエントリー選手は以下の通りです。
- 相澤晃(4年)3区
- 今西駿介(4年)5区
- 定方駿(4年)6区
- 渡邉奏太(4年)
- 大澤駿(3年)2区
- 西山和弥(3年)1区
- 蝦夷森章太(2年)
- 鈴木宗孝(2年)
- 宮下隼人(2年) 4区
- 児玉悠輔(1年)
青山学院大学
#青学同窓祭 #出雲駅伝 メンバー発表
◯4年
鈴木塁人 選手「2」
生方敦也 選手「5」
竹石尚人 選手「6」
中村友哉 選手「1,2」
◯3年
神林勇太 選手「×」
田圭太 選手「3,6」
◯2年
飯田貴之 選手「どこでも」
湯原慶吾 選手「1」
◯1年
岸本大紀 選手「4」
大澤佑介 選手「4」「選手希望区間」 pic.twitter.com/qznb9nLtCM
— りさ (@Rs_2151) September 23, 2019
出雲駅伝2018:優勝
箱根駅伝2019:2位
駅伝で結果を残してきたメンバーが3月に卒業して戦力低下は否めないですが、昨年の優勝メンバーが4名も残っており、勝ち方をしっているメンバー・監督がいますので、必ず優勝争いをしてくるのではないかと思います。
ただ、昨年の吉田圭太選手のように出雲駅伝で結果を残してくる選手が出てくることや原監督も自信を持っているので侮れないと思います。
青山学院大学のエントリー選手は以下の通りです。
- 生方敦也(4年)
- 鈴木塁人(4年)
- 竹石尚人(4年)5区
- 中村友哉(4年)6区
- 神林勇太(3年)4区
- 吉田圭太(3年)3区
- 飯田貴之(2年)
- 湯原慶吾(2年)1区
- 大澤佑介(1年)
- 岸本大紀(1年)2区
駒澤大学
9月の日体大記録会で5000Mの自己ベストが多発して一気に優勝候補となってきました。
出場選手が全員13分台という豪華なメンバーになりそうです。
気になる点としては、かつてのような絶対的なエースはいませんが、総合力で勝負していくとともに、MGCで優勝したOBの中村匠吾選手のようなしぶとい走りをすれば面白いかもしれません。
駒澤大学のエントリー選手は以下の通りです。
- 中村大成(4年)5区
- 中村大聖(4年)6区
- 山下一貴(4年)1区
- 伊東颯汰(3年)2区
- 加藤淳(3年)
- 神戸駿介(3年)
- 小林歩(3年)4区
- 石川拓慎(2年)
- 田澤廉(1年)3区
- 酒井亮太(1年)
國學院大學
今年の #出雲駅伝 で大きな注目を集めているのが #國學院大學。実にチームとしては7年ぶりの出雲路。チームスローガン #歴史を変える挑戦 を掲げ主将の #土方英和 選手は「ずっと出たかった大会。今年は三大駅伝で國學院の歴史を変える」と燃えています。写真はもう一人のキーマン #浦野雄平 選手 pic.twitter.com/Rf8JSNuX9m
— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) September 25, 2019
箱根駅伝2019の勢いをそのまま春トラックレースでも結果を残した大学で、注目度はNo.1であり、出雲駅伝初優勝をするのではないかと下馬評が高いのが國學院大學です。
選手層が他の優勝候補の大学に比べて薄いですが、出雲駅伝は十分戦える戦力が揃っており、 エース浦野雄平選手をはじめ今年結果を残してきている選手が多いので、その勢いのまま優勝まで突き進む可能性もあります。
國學院大学のエントリー選手は以下の通りです。
- 青木祐人(4年)4区
- 浦野雄平(4年)3区
- 土方英和(4年)6区
- 茂原大悟(4年)5区
- 河東寛大(3年)
- 森秀翔(3年)1区
- 藤木宏太(2年)
- 川﨑康生(1年)
- 中西大翔(1年)2区
- 中西唯翔(1年)
このほかにも、帝京大学や法政大学、9月の記録会で結果を残した拓殖大学や中央学院大学なども展開次第では優勝争いに絡んでいくのではないかと思います。
まとめ
- 出雲駅伝は平成元年の体育にスタートした駅伝で大学駅伝の三大駅伝の一つ
- 出雲駅伝の出場校・チームは各地域から選抜された21チームが出場
- 選手エントリーは9月24日、区間エントリーは10月13日となっている
- 優勝予想としては三強(東海大・東洋大・青山学院大)があげられるが、駒澤大学・國學 院大學が打ち崩す可能性がある