雑誌『日経トレンディ』がヒット予測2020をランキングで発表!
どんなヒット商品がランキングされているのでしょう?
また、ヒット予測2020がどれくらい当たるものなのか。
『日経トレンディ』がヒット商品として予想した2019年のラインナップを確認して検証!
ヒット予測2020ランキング
雑誌『日経トレンディ』が毎年発表している「ヒット予測」。
次の年、どんなものがヒットするのかを予測して、ランキング形式で紹介するというものです。
今年も、来年の「ヒット予測」について発表がありました。
来年2020年にはどんなものがヒットするのか、ランキング上位から見ていくことにしましょう。
ヒット予測ランキング1位~10位
まずは、ヒット予測1位から10位までです。
- 1位:どこでも東京五輪&応援村
→フェスのように1日中滞在できる飲食イベントなどが日本中に広がりパブリックビューイングで誰かとともにオリンピックを楽しむというもの。 - 2位:嵐ロス
→嵐の活動休止発表後、ファンクラブ会員は30万人増加したといいます。 - 3位:SUPER NINTENDO WORLD
→大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにオープンする世界最大の任天堂エリア。 - 4位:国民総キャッシュレス
→今年に続いてキャッシュレス化は続く見込み。 - 5位:SHIBUYA SKY
→渋谷にオープンする体験型展望空間。 - 6位:まふまふ
→話題の歌い手さん。 - 7位:レオンポケット
→外出で役立つ「着るエアコン」 - 8位:ASMR
→今年もすでに話題になっている「音フェチ」動画。 - 9位:ココヘリプレミアム&ライフビーコン
→会員制捜索ヘリサービス - 10位:アナと雪の女王2
→11月22日(金)日米同時公開
やはり1位に予想されたのは、オリンピック関連でした。
2位の嵐は活動休止前最後の1年間になります。
いずれも、「応援」がテーマの消費といえますね。
ヒット予測ランキング11位~20位
- 11位:シン・エヴァンゲリオン劇場版
→2020年6月に公開予定。全4部作の第4作目。 - 12位:ノイキャン完全ワイヤレス
→ノイズキャンセリング機能がついたワイヤレスイヤホン - 13位:人間拡張ギア
→介護などでの活用が期待される、マッスルスーツ - 14位:低酸素ジム
→アンチエイジングやダイエットにもおすすめとのこと。 - 15位:“国産”植物肉バーガー
→お肉を使わない人工肉を使ったハンバーガー。国産でも販売。 - 16位:ビットキー
→暗号化されたデータの検証に用いられる秘密の鍵。 - 17位:TDL「美女と野獣」エリア
→2020年4月15日(水)にオープンする「ニューファンタジーランド」 - 18位:サブスク住み放題
→定額でホステルやシェアハウスが使い放題のサブスク型住居サービス。 - 19位:リングフィット アドベンチャー
→フィットネスが楽しめるnintendo switchのゲーム - 20位:ガンダム ファクトリーヨコハマ
→ガンダムの世界が体験できるプロジェクト。2020年夏から1年間の期間限定開催。
「エヴァンゲリオン」「ガンダム」「美女と野獣」など、すでに人気のあるコンテンツの新企画がラインナップしています。
安定の人気があるので、大ヒットが予想されるということでしょうか。
ヒット予測ランキング21位~30位
- 21位:日清発ラーメン店
→日清が新事業の一環として取り組む、ラーメン店展開。 - 22位:SMALL WORLDS TOKYO
→東京・有明にオープンする世界最大の屋内型ミニチュアテーマパーク施設。 - 23位:相乗りタクシー
→配車アプリを活用して複数の利用者を1台のタクシーにマッチング。 - 24位:やわらか調理器
→市販惣菜やお弁当が簡単操作・短時間で「見た目はそのまま」に「やわらかく」できる調理器。 - 25位:Hazera池袋
→東京・池袋にオープンする複合商業施設。 - 26位:檸檬堂
→コカ・コーラが販売する新レモンサワー。 - 27位:バンクシー展
→2020年8月29日から東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルで開催。 - 28位:ウラジオストク線
→JALが成田=ウラジオストク線を新規開設。 - 29位:電動キックボード
→東京モーターショー2019で注目。 - 30位:長門湯本温泉
→山口県の温泉地。
「日清がラーメン店を展開」「食材がやわらかくなる調理器」「コカ・コーラが販売するお酒・檸檬堂」などグルメ関連の項目が目立ちます。
新しい定番となるでしょうか。
ヒット予測ランキング31位~40位
- 31位:Honda e
→ホンダの新型電気自動車。 - 32位:スノーピーク体験型商業施設
→キャンプ用品大手「スノーピーク」が長野県白馬村に体験型商業施設をオープン。 - 33位:バナナジュース
→専門店も続々オープン。自宅で自分で作る人も。 - 34位:一皿グルメアプリ
→食べたいメニューでお店探しができるアプリ。 - 35位:和素材スイーツ
→ほうじ茶やみたらしなどの和素材を使った新作スイーツ - 36位:稼げるSNS
→空いた時間で手軽に副業ができると話題。 - 37位:ファイナルファンタジーVII リメイク
→1997年にPlayStationで発売されたゲームの復刻版。 - 38位:TEAP&GTEC対策
→いずれも英語の検定試験。 - 39位:ポケモンスリープ
→「ポケモンGO」の後継。睡眠をテーマにしたスマートフォンアプリ。 - 40位:楽天モバイル
→楽天が提供する格安スマホ。
「自分が食べたいメニューからお店を探すことができるアプリ」や「ポケモン」の新しいスマホゲームなど新しいアプリも登場。
また「ファイナルファンタジー」は復刻版を発売。
デジタルコンテンツも話題となりそうです。
日経トレンディ発表の商品は当たる?
実際にこれらの予想はどれくらい当たるものなのでしょうか。
2018年末に発表された「ヒット予想2019」を今見てみて、実際にはどれくらいヒットしたのかを検証してみることにしましょう。
ヒット予測ランキング2019 1位~10位
2位:新元号フィーバー
3位:誠品生活
4位:日本版アマゾンGO
5位:ヒプノシスマイク
6位:渋谷スクランブルスクエア
7位:アレクサ オート
8位:ムンク展
9位:オキュラスGO&クエスト
10位:ハリー・ポッター:ウィザーズ・ユナイト
1位のワークマンは予想のとおり、大きく躍進しましたね。
以前の「労働者の店」というイメージから「安くて高機能」というイメージに変わったと思います。
3位の「誠品生活」は、台湾発の進化系書店ですが、それほどヒットはしませんでした。
5位の「ヒプノシスマイク」は声優によるラップバトル。
10位の「ハリー・ポッター:ウィザーズ・ユナイト」は「ポケモンGO」の「ハリー・ポッター版」でしたが、それほど流行らなかったように思います。
ヒット予測ランキング2019 11位~20位
12位:カップ冷凍メン
13位:スターバックス リザーブ ロースタリー
14位:モバイルバッテリーシェア
15位:プログラミング魔法学校
16位:AI丸投げツアー
17位:抗・尿酸値ドリンク(アンセリン)
18位:エクストリームキャンプ
19位:スマスピロボ
20位:A380ハワイ
あまり聞きなれない言葉が並んでいますね。
19位の「スマスピロボ」は「スマートスピーカーの次に来ると言われているスマートスピーカーのアシスタント機能とコミュニケーションロボットが融合した商品」とのことですが、この一年では一般化まではいかなかったようです。
ヒット予測ランキング2019 21位~30位
22位:着る健康診断
23位:ゴーストレストラン
24位:OiCy
25位:ARボルダリング
26位:FLIGHT OF DREAMS
27位:ルビーチョコレート
28位:溶けないアイス
29位:ムーミンの森
30位:The Okura Tokyo
2019年の実際のヒット商品の1位は「ワークマン」、2位は「タピオカ」、3位は「PayPay」でした。
1位の「ワークマン」はずばり的中でしたね。
ただ、予想の30位まで見てみると、やはりヒット商品を当てるというのは難しいことのようですね。
ただ、「予想が当たらない」というのは残念なことではなく、思いもよらなかったおもしろいことが増えたといえると思います。
今年はどんなヒット商品が現れることでしょうか。
まとめ
- 日経トレンドが2020年のヒット予想を発表。
- 「その商品の売り上げ、販売量が伸びることが予想される」
「これまでにない画期的な技術や着眼点がある」
「その商品よよって消費者の生活スタイルが変わる可能性がある」
というポイントから予測されています。 - ヒット予想の1位は「どこでも東京五輪&応援村」、2位は「嵐ロス」、3位は「SUPER NINTENDO WORLD」となっています。
- 2019年のヒット予想は、1位「デカトロン&ワークマンプラス」、2位「新元号フィーバー」、3位「誠品生活」でした。