2019年の選抜高校野球も開幕し、毎試合熱戦を繰り広げています。
その中で九州大会で準優勝を果たし、選抜高校野球出場を決めたのが大分県の明豊です。
今大会が10年ぶり3回目の出場となる明豊の注目選手はどの選手なのでしょうか。
そして明豊の戦力はどのようになっているのでしょうか。
九州大会を準優勝を果たしたチームの注目選手とチーム戦力を見ていきます。
選抜高校野球2019明豊の注目選手は?
秋季大会を準優勝まで勝ち上がってきた明豊ですが、明豊の投手陣は継投で勝ち上がってきました。
その中でも投手陣の中心として活躍していたのが若杉晟汰選手と大畑蓮選手です。
若杉晟汰プロフィール
名前:若杉晟汰
生年月日:2002年5月16日
出身地:大分県
身長:171cm
体重:64kg
投球・打席:左投げ右打ち
若杉晟汰選手は新2年生ながら明豊の中心投手として活躍しています。
そんな新2年生左腕の若杉晟汰選手は最速139km/hの速球とコントロールの良さを武器に投球を組み立てる選手です。
コントロールに関してはチーム1とも言われています。
ストレートはとにかくキレが良く、それにスライダーを組み合わせた投球をするのが得意な選手です。
秋季大会では47回1/3を投げ切り、三振も合計51個奪い、1試合平均9.7個という記録を残すなど大車輪の活躍を果たしています。
新2年生という事もあり、まだまだ成長途中の若杉晟汰選手が今冬秋季大会決勝で敗れた悔しさを胸に、どこまで成長しており、どんな投球を甲子園のマウンドで見せてくれるか楽しみです。
大畑蓮プロフィール
名前:大畑蓮
生年月日:2001年11月26日
出身地:大分県別府市
身長:184cm
体重:72kg
投球・打席:右投げ右打ち
左腕のエースが若杉晟汰選手なら、右腕のエースは大畑蓮選手で間違いないでしょう。
大畑蓮選手は恵まれた体格を生かし、最速144km/hの速球を投げる本格派右腕です。
しなやかな腕の振りをしており、球持ちが良い投手のため相手打者としてはやりにくいタイプの選手です。
ストレートに加えスライダー・カーブ・チェンジアップ・フォークを組み合わせた投球をします。
大分県大会では登板機会に恵まれなかったですが、九州大会1回戦ではリリーフ登板し4回1/3を投げ完璧なリリーフをしました。
選抜高校野球でもリリーフ登板が予想されますが、最上級生としてチームを引っ張る活躍をしてもらいたいです。
投手の中心選手が若杉晟汰選手と大畑蓮選手であれば、明豊の打撃の中心選手は野邊優汰選手と藪田源選手の2人でしょう。
野邊優汰プロフィール
2018.06.16
栃木・大分親善試合
作新学院vs.明豊明豊 野邊優汰 pic.twitter.com/WonTjpMoJT
— さる (@super__monkeys) 2018年6月25日
名前:野邊優汰
生年月日:2001年4月18日
出身地:大分県
身長:174cm
体重:70kg
投球・打席:右投げ左打ち
野邊優汰選手は明豊高校の4番を担っている選手です。
野邊優汰選手は2年生の頃から4番を任されている選手で試合経験も豊富な選手です。
小さめの体格ながら鋭いスイングをしており、高校通算で10本のホームランを放っています。
勝負強い打撃も持ち味の選手で、秋季大会ではチームトップの15打点を挙げました。
打率も.387とコンスタントに打つこともできる選手で、プロからも注目を集めている選手です。
2年生の頃から主軸を任されている試合経験を活かし、他の選手たちをプレーでも精神面でも引っ張っていってほしい選手です。
藪田源プロフィール
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名前:藪田源
生年月日:2001年5月30日
出身地:大分県
身長:187cm
体重:86kg
投球・打席:右投げ右打ち
藪田源選手は明豊の5番打者を任されている選手です。
4番の野邊優汰選手と共にチームの主軸を任されています。
藪田源選手は昨秋に急成長を遂げた選手です。
上級生たちが引退し、試合に出場するようになってからは高校生離れした体格を生かした長打力のあるバッティングを披露し、秋季大会では3本塁打を放ちました。
九州大会の準決勝ではダメ押しとなる満塁ホームランを放ちチームのセンバツ出場に貢献した選手です。
選抜高校野球では急成長を遂げた秋季大会のようにさらなる成長を遂げ、チームを勢いに乗せるホームランを打つ活躍を見せてもらいたいです。
選抜高校野球2019明豊高校戦力分析
今大会の明豊の戦力としては打撃力が持ち味のチームといえるでしょう。
秋季大会では1試合の平均得点が8.6点とチームの打撃力の高さを物語っています。
打率も.375と好成績を残しており、どの打順からでもチャンスを作ることができます。
そんな打撃陣の中でも中心となるのが野邊優汰選手と藪田源選手の4番、5番コンビです。
野邊優汰選手は試合経験豊富な選手で打率も高く、長打も打つことができる4番としての活躍をしっかり果たしている選手です。
藪田源選手は秋大会で経験を積むにつれ成長した選手で、打率はチーム平均より低い選手ですが長打力のある選手で、秋季大会では3本塁打を打ちました。
今季の打撃陣はこの2人だけではなく、どの選手も長打力を持ち合わせているので、相手チームからするとずっと怖いバッターが並んでいるので脅威となるでしょう。
それに対して投手陣は左腕の若杉晟汰選手と右腕の大畑蓮選手を中心として試合を組み立てていくチームです。
秋季大会では主に若杉晟汰選手が先発をし、大畑蓮選手がリリーフとして登板することが多かったです。
実質的なチームのエースは若杉晟汰選手で秋季大会でもほとんどの試合に先発し試合を作る活躍をしていました。
ただ、新2年生という事もあり完投できるスタミナはまだ持ち合わせていないようなので継投は必須だと思われます。
その時にリリーフの中心として登板するのが大畑蓮選手です。
安定感のある投手なのでリリーフとしてどんな場面でも実力を発揮してくれます。
他の投手たちも控えています。
ただ、試合経験をあまり詰めていない分、少し不安材料でもあります。
若杉晟汰選手と大畑蓮選手がどこまで試合を作れるかがチームのカギを握るかもしれません。
守備に関しては秋季大会9試合でエラーは8個と安定した守備を誇っています。
甲子園の空気に飲まれず、自分たちのプレーができると守備面に関しては問題ないチームです。
選抜高校野球試合結果
2019年選抜高校野球の試合結果をまとめたいと思います。
1回戦
明豊VS横浜 13-5
プロ注目投手だった及川雅貴選手を打ち崩し、2回戦進出を決めました。
薮田源選手が4回と8回に3点ずつを追加するタイムリーを放ちチームの勝利に貢献しました。
投手陣も2回までに4失点したが、それ以降は1失点に抑えました。
2回戦
明豊VS札幌大谷 2-1
2回戦も優勝候補としてあげられていた札幌大谷を下しベスト8進出を決めました。
先発した若杉晟汰選手が7回1失点と強力な打撃陣を抑え、8回からは大畑蓮選手がしっかりと0点に抑え4回と5回に入れた2点を守り切り勝利しました。
準々決勝
明豊VS龍谷大平安 1-0
延長戦となった龍谷大平安との試合は11回から交代で試合に出場した後藤杏太選手が2アウト満塁からサヨナラヒットを放ちベスト4進出に貢献しました。
投げては寺迫涼生選手、若杉晟汰選手、大畑蓮選手の3人の投手リレーで完封しました。
準決勝
明豊VS習志野
まとめ
- 明豊は10年ぶり3回目の選抜高校野球出場
- チームの中心投手は若杉晟汰選手と大畑蓮選手
- 打撃面の中心選手は野邊優汰選手と藪田源選手
- 野邊優汰選手は2年生の頃から4番を任されているプロ注目の選手
- 薮田源選手は昨秋に急成長を遂げた選手
- 明豊高校は打撃力がウリのチーム
- 長打力を持ち合わせている選手が多い
- 若杉晟汰選手と大畑蓮選手がどこまで試合を作れるかがカギとなる
- 守備は安定しているチーム