今年も春になり、選抜高校野球が始まります。
新チームになって最初の全国大会という事で注目が集まる大会です。
今大会に関東地区から選出されているのが千葉県の習志野高校です。
千葉大会で準優勝し、関東大会でもベスト4に残る成績を残した習志野高校の注目選手はどの選手でしょうか。
そしてチーム全体の戦力はどのようになっているのでしょうか。
習志野高校の注目選手と戦力を合わせてみていきます。
選抜高校野球2019習志野高校の注目選手は?
新チームになってチームをエースとして支えているのが飯塚脩人選手で、間違いなく習志野高校の注目選手の1人です。
飯塚脩人プロフィール
名前:飯塚脩人
生年月日:2002年3月20日
出身地:千葉県
身長:181cm
体重:78kg
投球・打席:右投げ左打ち
飯塚脩人選手は関東大会からエースナンバーを背負い始めました。
高校生になってから投手に専念をはじめメキメキと力をつけてきています。
最速145km/hのストレートを武器にスライダーやカーブを混ぜ投球し、気迫を前面に出していく投手です。
秋の大会では7試合36回を投げ、失点は4点で防御率0.50と圧倒的なパフォーマンスを見せています。三振の数も42個と量産していました。
エースとしての自覚もついてきて、秋季大会で一気に成長した選手です。
今大会でもさらなる成長が期待されます。
飯塚脩人選手の他に注目にも注目される投手がいます。
それが関東大会までエースナンバーを背負っており、外野手と投手を兼任する山内翔太選手です。
山内翔太プロフィール
名前:山内翔太
生年月日:2002年11月4日
出身地:
身長:169cm
体重:66kg
投球・打席:左投げ左打ち
山内翔太選手は新2年生ながら抜群のセンスを見せ、飯塚脩人選手にエースナンバーを譲る事になった関東大会までエースナンバーを背負っていました。
ストレートの球速は125km/hと決して速くはないですが、それにチェンジアップとカーブを合わせ低めにテンポよく投げ込む投球スタイルです。
山内翔太選手の一番の持ち味はテンポの良い投球です。
また、テンポの良い投球をするため抜群の安定感を誇っています。
秋季大会では7試合に先発しましたが、防御率1.51を記録しておりチームに勢いを与える投球をしていました。
今大会でも持ち味のテンポ良い投球で、チームに勢いを与える活躍を期待します。
投手陣の中心はこの2人ですが、打撃陣の中心としてキーマンになってくるのは根本翔吾選手です。
根本翔吾プロフィール
名前:根本翔吾
生年月日:2001年4月13日
出身地:千葉県
身長:165cm
体重:68kg
投球・打席:左投げ左打ち
根本翔吾選手は昨シーズンからスタメンとして試合に出場していました。
体格は決して大きい方の選手ではありませんが、足腰が強く力強いバッティングをする選手です。
秋季大会では.390と高い打率を残し、打点はチームトップの10打点を叩き出しました。
さらにチームで竹縄俊希選手とともにキャプテンを務めており、チームを精神的な面でも支えています。
今大会でもヒットを量産し、チームを勝利に導いてもらいたいです。
もう1人打撃のキーマンとなるのが和田泰征選手です。
和田泰征プロフィール
名前:和田泰征
生年月日:2003年2月14日
出身地:千葉県
身長:183cm
体重:78kg
投球・打席:右投げ左打ち
和田泰征選手は新2年生ながらチームの4番を任されていた選手です。
1年生の春からベンチ入りをしており、実力は申し分ない選手で、新チームになってから4番に座るようになりました。
鋭いスイングをしており、練習試合では3本のホームランを放っているなどパンチ力も十分持ち合わせています。
秋季大会でスタメン出場し積んだ経験を、センバツの舞台で爆発させてほしい選手です。
選抜高校野球2019習志野高校戦力分析
習志野高校は投手力が高いチームです。
エースの飯塚脩斗選手と山内翔太選手の2人の投手が中心となっており、秋季大会は山内翔太選手が先発し飯塚脩斗選手がリリーフをするという継投で勝ち上がってきました。
この2選手ともに防御率が高く、飯塚脩斗選手は0.50、山内翔太選手は1.51と言う成績を残しています。
チーム全体の1試合平均の失点が1.9点とかなり低く抑えることができています。
飯塚脩斗選手と山内翔太選手がしっかりと実力を発揮することと、他の投手陣がどこまで活躍できるかがキーとなってきます。
打撃面では投手陣よりは劣るものの、実力のある選手が揃っています。
一番中心となるのは根本翔吾選手です。
秋季大会でチームトップの10打点を上げています。
また、和田泰征選手や角田勇斗選手、小澤拓海選手などの期待されている新2年生選手たちがおり、今冬での成長次第ではかなり厄介なバッターになりえます。
長距離砲はあまりいませんが、その代わりに機動力を使った攻撃をしてきます。
1試合当たりの盗塁数が2.1個と今大会に出場する高校の中で全体5位の成績があります。
機動力をどこまで発揮できるかが大事になってきます。
守備面も安定しており、9試合で8個しかエラーをしておらずミスの少ない守備をしています。
守備でのミスがないことで、投げる投手陣も良いテンポで投げられています。
習志野高校が勝ち上がるためには投手陣が最少失点で抑え、機動力を生かしたスモールベースボールでこまめに点数を重ねていくことが大事になってくるでしょう。
公立高校としてどこまで勝ち上がっていけるのかも楽しみです。
選抜高校野球試合結果
1回戦
習志野VS日章学園 8-2
習志野高校は1回に高橋雅也選手の2点タイムリー三塁打と角田勇斗選手の3点タイムリー三塁打を含む一挙7点の猛攻で日章学園を圧倒しました。
先発した山内翔太選手も8回途中までを投げ2失点に抑える活躍をしました。
2回戦
習志野VS星稜 3-1
優勝候補と言われていた星稜を倒しベスト8進出を決めました。
1-1で迎えた7回に角田勇斗選手が三塁線を破る勝ち越し打を放ち勝ち越しに成功し、9回には兼子将太朗選手がダメ押しのホームランを放ち勝利しました。
準々決勝
習志野VS市立和歌山 4-3
1回に1点を先制するも、その裏の攻撃で3点を返されてしまい追いかける展開でしたが、5回に角田勇斗選手、6回に飯塚脩斗選手がタイムリーを放ち同点にすると、7回に高橋雅也選手のショートゴロの間に1点追加し、その1点を守り切り逆転勝利しました。
投げては2回から登板したエース飯塚脩斗選手が4安打無失点で抑え勝利に導きました。
準決勝
習志野VS明豊 6-4
この試合も明豊に3点先制されてしまい追いかける展開でしたが、3回に2点、7回に1点を追加し同点に追いつくと、続く8回には桜井亨祐選手が勝ち越しホームランを放ち、さらに兼子将太朗選手がタイムリーを放つなど3点を追加し逆転に成功すると8回裏に1点返されるもリードを守り切り決勝進出を決めました。
決勝
習志野VS東邦
残念ながら0:6で東邦が勝利しました。
春の選抜高校野球の結果は2位で終わりました。
まとめ
- 習志野高校は10年ぶり4回目の選抜高校野球出場
- 習志野高校の投手陣の中心は飯塚脩人選手と山内翔太選手
- 打撃面でのキーマンは山内翔太選手と和田泰征選手
- 習志野高校は投手力が高いチーム
- 打撃面はホームランバッターはいないが機動力を活かした攻撃をしてくる
- 守備のミスは少なく安定している
- 最少失点で抑えこまめな得点を重ねるのが大事になってくる
- 決勝の東邦との試合は、0:6で敗北