春になり野球シーズンが始まりました。
野球シーズンの最初に行われるのが選抜高校野球です。
平成最後の選抜高校野球という事もあり、かなり注目が集まっています。
そんな今大会に愛知大会を制し東海大会準優勝を果たし、2年連続30回目のセンバツ出場を決めたのが東邦高校です。
東海大会準優勝を果たした東邦の注目選手はどの選手なのでしょうか。
そして東邦の戦力はどのようになっているのでしょう。
注目選手と戦力を見ていきます。
選抜高校野球2019東邦の注目選手は?
今年の東邦を中心選手として活躍し、主将でエースを務めているのが、石川昂弥選手です。
石川昂弥プロフィール
名前:石川昂弥
生年月日:2001年6月22日
出身地:愛知県半田市
身長:185cm
体重:87kg
投球・打席:右投げ右打ち
石川昂弥選手は投打ともに東邦の中心選手として活躍している選手です。
石川昂弥選手は入学当初の1年の春大会からベンチ入りしており、1年秋にはスタメンを勝ち取り、持ち前の打撃力を活かし4番を務めていました。
昨秋の大会でも打率は.474、ホームランと打点はチームトップの7本塁打・27打点を記録しました。
通算でもすでに45本塁打を放っており、長打力のあるバッターです。
石川昂弥選手は新チームになってから本格的に始めた投手でも実力を発揮し、エースナンバーを背負い活躍しています。
ストレートの最速は144km/hを記録しています。
投打ともにチームの大黒柱として活躍している石川昂弥選手から今大会は目が離せません。
石川昂弥選手と共に投手陣を支えている存在なのが植田結喜選手です。
植田結喜プロフィール
名前:植田結喜
生年月日:2002年2月1日
出身地:静岡県浜松市
身長:179cm
体重:78kg
投球・打席:左投げ左打ち
植田結喜選手は2年生の春からベンチ入りしており、経験豊富な選手です。
植田結喜選手は最速143km/hのキレの良いストレートとスライダー、チェンジアップを組み合わせる投球が持ち味の左腕です。
2年生の時に実績を残し、新チームになった時にはエースナンバーを背負ってた選手でした。
ですが、エースとして迎えた秋季愛知県大会で制球難になってしまい1試合のみの登板になってしまいました。
その結果、東海大会からは背番号が11番になってしまいました。
実力はある投手なので、センバツの舞台での復活劇を期待したい選手です。
打撃陣の注目選手としてあげられるのは熊田任洋選手です。
熊田任洋プロフィール
名前:熊田任洋
生年月日:2001年4月15日
出身地:岐阜県
身長:174cm
体重:75kg
投球・打席:右投げ左打ち
熊田任洋選手は現在東邦高校の4番を務めている選手です。
走攻守揃っている選手で、1年夏からベンチ入りをしていました。
1年の秋に現在のショートのポジションでスタメンを獲得しました。
熊田任洋選手はミート力が高く、勝負強いバッティングが持ち味で、秋季大会では25打点をあげており実力をしっかり発揮しています。
打撃だけではなく、守備力も高い選手で、足の速さを活かし広い守備範囲を誇っています。また、肩も良いためショートの深い所からの送球も難なくこなします。
熊田任洋選手は東邦の打撃陣を支える重要な選手なので、センバツでの活躍に期待です。
もう一人の打撃面の注目選手は成沢巧馬選手です。
成沢巧馬プロフィール
名前:成沢巧馬
生年月日:2001年9月1日
出身地:愛知県
身長:181cm
体重:83kg
投球・打席:右投げ右打ち
成沢巧馬選手は東邦でキャッチャーを務めている大型選手です。
キャッチャーとして大事な肩の強さを持っており、大事な守備の要としてチームを支えています。
打撃面でも勝負強いバッティングと機動力を見せています。
打順は下位打線ながら、勝負所で打てる技量を持っており、塁に出ると10盗塁を決めています。
成沢巧馬選手は大型で打てるキャッチャーとして、今大会で一気に知名度が上がる可能性のある選手です。
選抜高校野球2019東邦校戦力分析
東邦は打撃陣が充実しており、打撃のチームと言えるでしょう。
秋季大会の1試合の平均得点は9.5点と超攻撃型で、打率も.386と好成績を残しており、打率に関しては今大会のチームトップの成績です。
また、脚を絡めた機動力を生かした攻撃が得意です。
秋季大会では69個の盗塁を決めており、1試合当たりの平均盗塁数が4.1個とこの数字も今大会1位の成績です。
そんな打撃陣の中心となるのが中軸を任されている石川昂弥選手と熊田任洋選手です。
石川昂弥選手は秋季大会で7本塁打27打点を記録しており、この成績は出場選手の中でトップの成績です。
さらに長屋陸渡選手は秋季大会の打率が.500と全選手中4位の成績を残しています。
打撃陣のどこからでも点を取れるチームです。
それに対し投手陣は打撃陣よりは劣るものの、実力がある選手がおり、安定して試合を作ることができます。
1試合当たりの平均失点が2.1点と好成績で、大崩れをあまりしません。
その投手陣の中心が石川昂弥選手と奥田優太郎選手です。
石川昂弥選手は投手としても実力があり、先発として活躍しています。
奥田優太郎選手も実力のある投手で秋季大会での防御率は1.35と全体6位の成績を残しています。
試合を作れる2投手がいるので、使い分けをすることができます。
また、守備も堅いチームで秋季大会17試合でエラーが8個のみとほとんど守備のミスがありません。
堅い守備と安定した投手陣を持ち合わせている東邦から点を取るのはかなり難しいでしょう。
選抜高校野球試合結果
1回戦
東邦VS富岡西 3-1
東邦は3回に石川昂弥選手の犠牲フライで先制しましたが、6回に追いつかれてしまいました。
ですが7回に松井涼太選手のタイムリーで逆転し、3-1で勝利しました。
先発した石川昂弥選手は9回1失点で完投しました。
2回戦
東邦VS広陵 12-2
強豪・広陵相手に打撃陣が爆発し12-2で勝利しました。
1回に吉納翼選手と長屋陸渡選手のタイムリーで先制すると、その後も着実に点数を加え危なげなく勝利しました。
投げては石川昂弥選手は6回無失点の活躍を果たしました。
準々決勝
東邦VS筑陽学園 7-2
4回に成沢巧馬選手の2点タイムリーで先制しました。
その裏の攻撃で1点返されるも、6回に山田航大選手から3者連続でタイムリーなど一気に5点を加え、逃げ切りました。
この日も石川昂弥選手が7回を3安打2失点に抑え勝利に貢献しました。
準決勝
東邦VS明石商業 4-2
6回まで0-0で進んだ中、7回に吉納翼選手の3ランホームランで先制しました。
8回に2ランホームランで1点差にされましたが、その裏相手のエラーの隙をつき1点を追加し勝利しました。
この試合も石川昂弥選手が先発し9回2失点に抑え、勝利に導きました。
決勝
東邦VS習志野 6-0
1回に石川昂弥選手の2ランホームランで先制すると、5回にも石川昂弥選手がこの試合2本目となる2ランホームランを放ちリードを広げ、そのまま逃げ勝ち平成最後のセンバツ優勝を果たしました。
石川昂弥選手が3安打完封をし、優勝投手となりました。
まとめ
- 東邦高校は2年連続30回目のセンバツ出場
- 東邦の投打の柱は石川昂弥選手
- 熊田任洋選手はチームの4番を任される中心選手
- 成沢巧馬選手は大型ながら機動力も使えるキャッチャー
- 東邦は打撃力が持ち味のチーム
- 秋季大会の打率と盗塁数は出場チーム中1位
- 投手陣も試合を作れる2選手が揃っている