東京オリンピック陸上(短距離)代表注目選手は?メダル獲得予想!





東京オリンピックまであと半年となってきました。他競技の代表が決まっていく中で、オリンピックの注目競技でもある陸上競技の日本代表選手はいつ決定していくのでしょうか?

マラソン日本代表に注目が集まる中、陸上競技で日本が最も金メダルが狙え期待が高まる4×100mリレーの選手は誰になるのでしょうか?

陸上競技の短距離種目の競技種目や代表になるための条件、そして気になる注目選手についてまとめていきます。





東京オリンピック陸上(短距離)出場を狙う注目選手は?


陸上の短距離の出場を狙う注目しては100mの代表選手が誰になるのかということではないかと思います。

既に参加標準記録を突破している選手が3名(サニブラウン選手、小池祐貴選手、桐生祥秀選手)自己ベスト10秒0秒台を持つ現役選手が4名(山県亮太選手、多田修平選手、飯塚翔太選手、ケンブリッジ飛鳥選手)と激戦となっています。

参加標準記録を突破していない選手はまずはそれが目標になってきますが、十分可能ではないかと思います。

これまで決勝進出したことがないオリンピックの最速王を決める100m決勝で日本人選手が立つ姿が見られると最高ですね。

また、200mを得意としているサニブラウン選手と小池祐貴選手がどちらの種目に出場をするかにも注目が集まります。

100m、200mの出場も考えられますが、リレーのことを考えると個人種目を1つに絞る可能性もありますので気になるところでもあります。

100m以外では110m障害で日本記録を更新し波に乗っている高野峻野選手をはじめ、金井大旺選手や泉谷駿介選手などハイレベルな代表争いが期待されます。

400m障害も第1人者の安部孝駿選手にも注目をしたいと思います。

女子短距離選手に関しては第1人者の100mの福島千里選手を中心に参加標準記録の壁は高いですが、それに迫れるような走りを楽しみにしています。




東京オリンピック陸上での短距離種目の代表になるためには?

 


陸上の各種目の代表枠は最大で3枠で1種目3人まで出場することができます。

オリンピックに出場をするためには参加出場資格が定められています。

代表になるための参加出場資格は次のようになっています。

世界共通の参加資格

東京オリンピックの各種目の全体の出場枠が決まっており、参加標準記録の突破かワールドランクの上位者が出場権を得ることができます。

参加標準記録

世界で共通した参加標準記録であり、この記録を2019年5月1日〜2020年6月29日までに突破しておく必要があります。

種目男子女子
100m10秒05 11秒15
200m
20秒2422秒80
400m 44秒90 51秒35
100m障害 12秒84
110m障害13秒32
400m障害48秒9055秒40
リレー種目ドーハ世界陸上上位8カ国+ワールドランキング上位8カ国

参加標準記録を突破している短距離種目の選手

男子100mサニブラウン(9秒97)、小池祐貴(9秒98)、桐生祥秀(10秒01)
男子200mサニブラウン(20秒08)、小池祐貴(20秒24)
男子110m障害高野峻野(13秒25)
男子400m障害安部孝駿(48秒80)

現在、短距離種目において日本人で期間内に参加標準記録を突破している選手は5選手となっています。

自己ベスト10秒00を持つ山県亮太選手は自己ベストが期間外のため、まだ参加資格をもっていないという状況となっていますので、山県亮太選手をはじめ突破をしていない選手はまずは参加標準記録突破することが目標となってきます。

また、女子の短距離に関しては残念ながらまだ誰も突破している選手がいない現状となっています。

東京オリンピックまで残り半年でこれからシーズンがスタートしていきますが、1人でも多くの選手が参加標準記録を突破してもらいたいと思います。

ワールドランク(WA)
世界陸上連盟が導入したランキングで今回の東京オリンピックより出場枠が設けられています。ランキング対象となる競技会は世界陸上連盟が設定されており、その競技会で記録をだした選手が世界陸上連盟へ申請することでランク入りする形となります。
日本代表選考基準
世界共通の参加資格を得た選手から日本代表が選考されていきますが、選考基準は次のようになっています。世界陸上ドーハ大会では該当者がいなかったため、基本的には日本選手権でオリンピックの代表を決定していく形となっています。
世界陸上ドーハ大会での3位以内の成績を収めた選手
これに該当する短距離種目の選手は残念ながらおりませんでした。
日本選手権で3位以内の成績を収めた選手
オリンピックの参加資格(参加標準記録突破もしくはワールドランク入り)を得ている選手が日本選手権で3位以内に入ると代表になることができます。なので参加標準記録を突破していても日本選手権で3位以内に入ることができないと代表になれない可能性があります

日本選手権では3位以下だったが、参加標準記録突破もしくはワールドランクで出場資格を得ている選手各国の1種目最大で3人までと決まっていますが、日本選手権で上位に入った選手が参加資格がない場合に適用されます。

陸上の短距離のオリンピック日本代表になるためには、記録と日本選手権で結果を残すことが必要になってきます。

リレー種目の代表メンバーリレーメンバーは各種目5名(混合は6名)までエントリーすることができます。

その代表メンバーに関しては設定タイム等はなく日本選手権やグランプリシリーズ等の選考競技会をもとに選出をしていく形となります。

男子4×100mリレーは悲願の金メダルを狙っており最強メンバーを揃えてもらえればと思います。

東京オリンピック陸上(短距離)代表決定までのスケジュール

陸上のオリンピック日本代表が決定されるまでのスケジュールは下記のようになっています。

2020年6月25〜28日第104回日本陸上競技選手権大会(日本選手権)
2020年6月29日第1次日本代表内定選手発表
2020年7月1日ワールドランクより参加資格のある競技者の公表
リレー代表国の発表
2020年7月2日以降第2次日本代表内定選手発表

第1次では参加標準記録を突破している選手で日本選手権において3位以内に入った選手の代表発表という形になると思います。

7月1日にワールドランクより各種目の出場資格のある競技者とリレーの出場国が発表され、それをもとに日本の代表選手が決まる形となります。

東京オリンピック陸上(短距離)メダル獲得予想

現時点では、出場選手が決定していないため、予想ができません。

出場選手決定次第追記します。

東京オリンピック陸上での短距離の競技種目は?

東京オリンピックの短距離種目は下記の種目となっています。

前回のリオデジャネイロオリンピックと種目はほぼ同じですが、世界選手権では既に採用されている4×400リレーが新たな種目となりました。

東京オリンピックの陸上短距離種目

  • 100m(男子・女子)
  • 200m (男子・女子)
  • 400m (男子・女子)
  • 100m障害(女子)
  • 110m障害(男子)
  • 400m障害(男子・女子)
  • 4×100リレー(男子・女子)
  • 4×400リレー(男子・女子・混合)

東京オリンピックより採用された混合リレーとは?


2015年の世界ユース大会で採用されて以降、世界の大会でも実施された種目となりオリンピックでも実施されるようになりました。

その東京オリンピックより採用された混合リレーとはどんな種目でしょうか?

男女2人ずつの4人1チームとなり、それぞれ400mずつ走ります

4×400mリレーとなりますが、混合リレーの見どころとしては男女の走順が決まっていないことです。

各チームで走順を決めることができます。

男女が同じ走順になることもあり、展開によっては大きく順位変動があったり、男女の誰をどの走順にあてるかという各チーム (国)の戦術が見られるのも混合リレーの楽しみでもあります。




まとめ

  • オリンピック陸上短距離種目は個人種目は男子5種目、女子5種目、リレー種目が 男女2種目と混合リレーがある
  • 混合リレーはオリンピックでは東京オリンピックより正式種目となった種目で見 どころとしては走順は各国自由で男女が同じ走順になる場合がある
  • オリンピック代表になるためには1カ国1種目最大3名で、参加標準記録の突破も しくはワールドランクでの出場資格を得た選手が選考会で結果を残して代表に選 出されるという形になる
  • 日本人で参加標準記録を突破している選手は5名