今シーズンの日本の女子マラソンの最後を締めくくる大会となるのが名古屋ウイメンズマラソン2020です。
今大会においては、女子のMGCファイナルチャレンジの最後の大会として注目も集めており、この大会で東京オリンピックマラソン女子日本代表が決定するという重要なレースとなります。
この名古屋ウイメンズマラソン2020にはどんな選手が出場をしてくるのでしょうか?
名古屋ウイメンズマラソンの有力選手をまとめていきたいと思います。
名古屋ウイメンズマラソン2020概要
日 時 | 2020年3月8日(日)9:10スタート |
コース | 名古屋ドーム発着(スタート/ゴール)42.195km |
テレビ放送 | フジテレビ系列で全国生放送(9:00〜11:50) |
名古屋ウイメンズマラソン2020で有力選手は?
名古屋ウィメンズマラソンには東京マラソンのラストチャンスということもあってオリンピックを狙う選手が出場をしてきます。
その中での有力選手は次のようになっています。
福士加代子選手
名 前 | 福士 加代子(ふくし かよこ) |
生年月日 | 1982年3月25日(37歳) |
所 属 | ワコール |
自己ベスト | 2時間22分17秒 |
5度目のオリンピックを目指してラストチャンスにかける福士加代子選手。
大阪国際女子マラソンでは残念ながら途中棄権となりましたが、この名古屋ウィメンズマラソンのために途中棄権をしたこともあり切り替えはできていると思います。
昨年も同じように大阪国際女子マラソン途中棄権からの名古屋ウィメンズマラソン出場でMGC出場権利を獲得していますので、今大会でも彼女の快走を期待します。
安藤友香選手
名 前 | 安藤 友香(あんどう ゆうか) |
生年月日 | 1994年3月16日(25歳) |
所 属 | ワコール |
自己ベスト | 2時間21分36秒 |
自己ベストは大阪国際女子マラソンで松田瑞生選手の出した記録を唯一上回っている選手が安藤友香選手です。
しかも、2017年の名古屋ウィメンズマラソンにおいて記録を出していますので、記録は十分狙えるのではないかと思います。
忍者走りと呼ばれる独特の走りをして注目を集めている安藤友香選手はSUZUKIからワコールへと活躍の場を移しており、現役選手で最速タイムを持っている安藤友香選手の走りに注目をします。
前田彩里選手
名 前 | 前田 彩里(まえだ さいり) |
生年月日 | 1991年11月7日(28歳) |
所 属 | ダイハツ |
自己ベスト | 2時間22分48秒 |
昨年の名古屋ウィメンズマラソンでMGCの出場権を得た前田彩里選手はMGCでは怪我で欠場をしました。
2015年の名古屋ウィメンズマラソンで衝撃のデビューを果たしマラソンのトップランナーとなった前田彩里選手はここ数年は怪我に泣かされてきましたが、オリンピックを狙う相性の良い名古屋ウイメンズマラソンに出場して、復活レースになるのか、どんな走りをしてくれるか注目をします。
一山麻緒選手
名 前 | 一山 麻緒(いちやま まお) |
生年月日 | 1997年5月29日(22歳) |
所 属 | ワコール |
自己ベスト | 2時間24分33秒 |
MGCではスタートより飛び出してハイペースの展開を作った一山麻緒選手はこの名古屋ウィメンズマラソンでオリンピックマラソン代表を狙います。
オリンピックマラソン代表を狙う選手の中で最年少の22歳の一山麻緒選手は伸びしろが一番ある選手ではないかと思います。
駅伝やロードレースでスピード・スタミナをつけてこの名古屋ウィメンズマラソンに出場をしてきます。
瀬古利彦さんにも高評価の一山麻緒選手の走りに注目したいと思います。
岩出玲亜選手
名 前 | 岩出 玲亜(いわで れいあ) |
生年月日 | 1994年12月8日(25歳) |
所 属 | アンダーアーマー |
自己ベスト | 2時間23分52秒 |
現在の現役女子選手の多くの選手が企業に所属している実業団選手ですが、岩出玲亜選手は企業に所属しないプロランナーとして活動をしています。
自己ベストは2時間23分台ですが、潜在能力は高いだけに一気にブレイクをする可能性はあります。
女性日本人選手初のプロランナーのマラソンオリンピック代表になるかどうか注目をしたいと思います。
佐藤早也伽選手
名 前 | 佐藤 早也伽(さとう さやか) |
生年月日 | 1994年5月27日(25歳) |
所 属 | 積水化学 |
自己ベスト | (ハーフ)1時間09分27秒 |
今回の名古屋ウィメンズマラソン2020でマラソンデビューをする注目選手です。
昨年、トラックレースや駅伝でチームのエースとして活躍して一気に注目度が高くなった清水早也伽選手。
5000mは15分27秒、10000mは31分59秒とスピードとスタミナを兼ね備えており、ロードの適性もあるとのことなので初マラソンでどんなレースをしてくれるのか注目です。
上記にあげた選手以外にも、MGCで5位となった野上恵子選手をはじめとしたベテラン選手から大森菜月選手や和久夢来選手など若手選手まで名古屋ウィメンズマラソン2020に多くの選手が出場をしてきますのでどんな走りを見せてくれるかとても楽しみです。
松田瑞生選手の記録を上回ることができる可能性のある選手は?
大阪国際女子マラソンで松田瑞生選手 が出した2時間21分47秒を上回ることができれば、東京オリンピック女子マラソン最後の枠に入ることができます。
上回ることが出来なければ松田瑞生選手が代表になるということですので、日本人選手にとって名古屋ウィメンズマラソン2020は順位も大切ですが、記録がとても重要となってきます。
ただ、2時間21分47秒を上回ることができる可能性は十分にあるかと思います。
唯一、ベストタイムが上回っているのが安藤友香選手です。
彼女が2017年の名古屋ウィメンズマラソンでこの記録を出していることから十分に可能ということがわかります。
しかも彼女はこの記録が初マラソンで出した記録ですので初マラソンの選手も可能性が広がってくるかと思います。
ただ、この記録を出すためには5キロ16分40秒台で行く必要があるとともに後半のペースダウンをしないことが条件となってきます。
30Kmまではペースメーカーがいるので問題はないかと思いますが、30Km以降の走りがポイントになってくるかと思います。
また、気象条件、特に風向きや風が強いと記録が難しくなってきますのでその日の天候で結果も左右されてくるのではないかと思いますが、可能性のある選手が揃っているのでどれくらいの記録で走るのかとても注目です。
名古屋ウイメンズマラソン2020の見どころは?
名古屋ウイメンズマラソン2020の見どころをご紹介します。
参加ランナーは女性のみ
名古屋ウィメンズマラソンの参加選手はエリートランナー部門と一般部門に分かれていますが、参加ランナーはすべて女子選手のみとなっており、2018年には21,915人のランナーが参加するなど世界最大の女子マラソンとなっています。
ギネス世界記録を保持
世界最大の女子マラソンとして2012年にギネス世界記録として認定されて以降、毎年記録を更新され続け、現在は2018年大会に更新した参加ランナー21,915人がギネス世界記録となっています。
完走者にはティファニーペンダントの贈呈
フィニッシュ地点には完走者に対して、ティファニーがこの名古屋ウィメンズマラソンのランナーのためにオリジナルデザインのペンダントをタキシード姿の男性が手渡しでプレゼントをされるということです。
女性ランナーにとっては最高のご褒美になりますね。
完走者にはこの他にも日本メナード化粧品からの化粧品やニューバランスのフィニッシャーTシャツも贈呈されるとのことです。
まとめ
- 名古屋ウィメンズマラソン2020は3月8日(日)9:10スタート
- 世界女子最大のマラソンレースで女性のランナー参加者ギネス記録となっている。
- 注目ランナーは、福士加代子選手、前田彩里選手、安藤友香選手、一山麻緒選手、岩出玲亜選手
- 2時間21分47秒を上回る可能性は十分ありだが、ペースメーカーが外れる30Kmの走りと気象条件次第といえる