猫カフェ「モカ」で流行ったパルボウイルスとは?人には感染しない

[char no=”1″ char=”merimeri”]猫カフェ「モカ」で猫がパルボウイルス感染して死亡しているという情報をテレビで見ました。猫カフェってすごく流行っているし、感染が拡大してしまうと猫カフェ自体がなくなってしまう恐れがあるのでは??[/char]

[char no=”2″ char=”スパーク”]猫ちゃん、かわいそうだワン。パルボウイルスは猫から人には感染しないのかな?[/char]





『猫カフェ MOCHA(モカ)』はどこにある?

猫がパルボウイルスに感染して子猫が死亡した猫カフェMOCHA(モカ)はどこにあるのでしょうか?
猫カフェMOCHA(モカ)は猫カフェの中でも人気で東京都内では、渋谷・新宿・原宿など関西エリアでも大阪・京都などチェーン展開されています。
そして、今回の事件は東京都立川店でした。

猫カフェMOCHA(モカ)の謝罪文

猫カフェMOCHA(モカ)を経営されている株式会社ケイアイコーポレーションの代表の岩崎康二さんが今回の騒動についての謝罪文を出されています。

猫カフェMOCHA(モカ)の謝罪文

猫パルボウイルスは感染力が強いウイルス

主な症状は嘔吐下痢ですが、消化器症状が認められるのは感染の末期で、初期は発熱や食欲不振という、その他の病気と区別のつかない一般的な症状を呈することもあります。

経口的に感染したウイルスは、咽頭・扁桃のリンパ組織で増殖し(感染0~2日)、その後血中に入ります(ウイルス血症:感染1~5日)。その後、骨髄・リンパ組織・心筋や小脳・小腸などに到達します(潜伏期間として2~14日間)。

この病気はパルボウイルスが直接的な死因となるのではなく、多くの場合は下痢による脱水、そこから起こる二次的なエンドトキシン血症により死亡すると言われています。


引用:NPO法人 東京キャットガーディアン

2018年8月1日に猫カフェMOCHA(モカ)立川店で一部の猫の体調が深刻な状態で臨時休業したのです。

この体調が深刻な状態というのがどんな状態か?というと、5匹の猫ちゃんがパルボウイルスに感染し死亡してしまったようです。

このパルボウイルスとは、猫の白血球に攻撃し免疫力が落ち抵抗力がなくなり最悪の場合、死に至ります。

1匹でも感染した猫の血や排泄物が付着するだけで感染してしまうウイルスです。

猫パルボウイルス感染が拡大してしまった理由は?

感染個体の糞便、ノミなどの媒介物、ケージ、食器、フードそして被毛にいたるまでが感染経路となりうるため、適切な消毒薬を適切な方法で使用することにより、感染拡大のリスクを減らすことが出来ますが、消毒だけで感染のリスクを排除することは非常に困難です。
作業に従事する人が媒介者となる可能性があることを念頭におき、可能であれば、感染個体を別の部屋に隔離、そこに入るスタッフも限定し、白衣やエプロン、室内履きなども、隔離部屋専用のものを用意します。感染個体に使用したタオルなどはすべて破棄し、再使用しないようにします。


引用:NPO法人 東京キャットガーディアン

  • 『猫カフェ MOCHA(モカ)』立川店がパルボウイルスに感染していると認知しながら営業継続していた
  • 生後2ヶ月の猫にワクチンを打たずに猫カフェに出していた
  • 体調に異変のある猫がいるのにも関わらず動物病院に連れて行かなかった
  • 真菌の猫を隔離して徹底除菌しなかったため、他の猫カフェに真菌を感染させた

『猫カフェ MOCHA(モカ)』は、チェーン展開されているため、近い場所の猫カフェ同士猫ちゃんを交換していると公表はしていませんが働いているスタッフからの情報だと、交換していたようです。

そのため、『猫カフェ MOCHA(モカ)』新宿店にも立川店にいた猫ちゃんがいたみたいなので、新宿店でも1匹感染しているという情報がTwitterに流れていました。

猫パルボウイルス感染が拡大予防としてはしご入店禁止

『猫カフェ MOCHA(モカ)』立川店がパルボウイルスに感染事件によって、他の猫カフェが営業停止をしています。

なぜなら、『猫カフェ MOCHA(モカ)』立川店後に別の猫カフェへはしごした場合、人の手に付着したパルボウイルスが他の猫カフェの猫ちゃんに感染してしまう可能性があるからです。

自分の飼い猫に人間の手から感染する危険あり

猫カフェ MOCHA(モカ)立川店に行かれたお客さまがパルボウイルスに感染している猫に触れた場合、ウイルスを自分の飼い猫に感染させてしまう危険性があります。

発表前に猫カフェ MOCHA(モカ)立川店を利用された方は気をつけた方がいいでしょう。

猫パルボウィルスの生存期間

猫パルボウィルスは、最低3ヶ月は生き残り、通常の消毒薬、紫外線などは効果がなく、熱湯をかけても感染力がなくなりません。

効果があるのは次亜塩素酸系の消毒液です。

感染力がとても強いため、猫の病気の中でも獣医師が最も嫌う病気の1つと言われています。

猫から人を含めて他の動物には感染しませんが、人がウィルスを運ぶ事はあるそうです。

猫パルボウイルスは予防接種で予防する

猫パルボウイルスは、ワクチンを定期的に接種していれば、感染する事のない病気です。

しかし、猫のワクチン接種率は犬に比べ低いそうです。




猫パルボウィルスは人には感染しない

猫のパルボウイルスの感染経路は、以下の通りです。

  • 猫の糞
  • 猫のノミなどの媒介物
  • 猫のケージ
  • 猫の食器
  • 猫のフード
  • 猫の被毛

しかし、猫カフェで働いているスタッフを媒介して猫に感染する可能性はあります。

猫から人への感染はありませんのでご心配なく。

状、どんな危険が考えられますか。

猫から人に感染する病気

猫から人に感染する病気を「人獣共通感染症」と言います。

感染源は、細菌・真菌(カビ)・原虫・寄生虫などです。

  • サルモネラ症
    サルモネラ症にかかると、猫は下痢や嘔吐を、人は急性胃腸炎を起こします。
  • 猫ひっかき病
    猫にかまれたり、ひっかかれたりすると傷口からリンパが腫れて痛みます。
  • Q熱
    軽い呼吸器症状が出るので、気管支喘息など呼吸器系の病気をお持ちの方は気をつけましょう。
  • パスツレラ症
    健康な猫の口の中や爪に存在する常在菌です。
    猫にかまれたり、ひっかかれたりすると傷口が腫れます。
  • 皮膚糸状菌症
    糸状菌というカビの一種です。かゆみのある水疱ができます。
  • トキソプラズマ症
    感染している猫のフンに原虫がいることが原因です。
    子猫が感染すると肺炎や脳炎などにかかります。
    抗体のない妊婦が感染すると先天性異常の赤ちゃんが生まれたり、流産の原因になることがあります。
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