今年の夏の甲子園が近づいてきて、高校球児達に注目が集まってきています。
そんな中で大きく注目を集めているのが、創志学園の西純矢選手です。
去年の夏の甲子園に出場してから、注目度が高くなっており、3年生になってからはドラフト候補選手としてプロからも注目を集めています。
そんな西純矢選手の出身中学や今までの経歴はどうなっているのでしょうか。
西純矢選手の今までの経歴とドラフト進路を見ていきます。
西純矢のプロフィール
名前:西純矢
生年月日:年月日
出身地:広島県廿日市市
身長:184cm
体重:87kg
投球・打席:右投げ右打ち
西純矢の出身小中学は?
西純矢選手は広島県廿日市市出身で、小学校2年生の時に軟式野球をはじめました。
当時は鈴が峯レッズというチームでプレーをしていました。
5年生の時にはキャッチャーをしており、6年生の時にエースとなったようです。
その後、小学校を卒業すると廿日市市立阿品台中学校に進学し、ヤング広島というチームでプレーをしていました。
ヤング広島でも西純矢選手はエースとして活躍しており、2年生の頃には夏の大会で全国優勝を経験しました。
さらに3年生の夏には元メジャーリーガーの野茂英雄さんが監督を務めるNOMOジャパンに選出され、日本代表としてアメリカ遠征を経験しました。
その時に西純矢選手は野茂英雄さんからフォークボールを習い、なんと2日で習得をしたようです。
中学の時から非凡な才能を発揮しており、中学時代にはすでに最高球速は143km/hを記録していたようです。
中学の時からすでに注目を集めるほどの実力を持っていた選手のようですね。
中学の時にすでにアメリカ遠征を体験しているのはとても大きな経験になっているでしょうね。
西純矢の高校での成績は?
中学時代から注目を集めていた西純矢選手は中学を卒業すると、創志学園に進学しました。
創志学園に入学した西純矢選手は、1年生の春からベンチ入りをしていました。
続けて夏大会にもベンチ入りをした西純矢選手は、県大会で4試合に登板し計42イニングを投げ6失点に抑えるという活躍を果たしました。
2年生からは1番を背負うようになり、2年生ながらチームのエースとなりました。
2年生の夏の予選大会では4試合に先発し全試合完投し、チームを優勝へと導き、甲子園への出場を決めました。
甲子園でも先発登板をした西純矢選手は1回戦で16奪三振を奪い完封勝利をあげました。
惜しくも2回戦では逆転負けを喫し敗退してしまったものの、甲子園での活躍でさらに西純矢選手に対する注目が高まりました。
この夏の甲子園での活躍が評価され、なんと2年生ながらU-18侍ジャパンの一次候補に名前が上がりました。
2年生から名前が上がることはほとんどないので、それだけ高い実力を持っているということでしょう。
その後、3年生となってからはあまり思ったような成績が残せていませんが、最高球速を153km/hまであげるなどパワーアップをしているようです。
高校生活最後の大会となる夏の予選大会ではどんな活躍を見せてくれるでしょうか。
そしてチームを甲子園出場に導けるか楽しみです。
西純矢のドラフト評価は?
西純矢選手は中学から注目されていたことや、2年生の時の甲子園での活躍が評価され、プロからも注目を集めています。
すでに多くのチームのスカウトが視察に訪れており、コメントが残されています。
ほとんどのチームのスカウトが西純矢選手をドラフト1位候補として見ているようで、阪神・広島・横浜の3チームは1位候補と明言しています。
スカウトたちが特に評価しているのが、西純矢選手の球の力と変化球の精度の高さを評価しているようで、すでに即戦力となる可能性がある選手としても見ているようです。
この夏の活躍でどこまでスカウトからの評価を伸ばすことができるか楽しみです。
西純矢はどんな選手?
西純矢選手は2年生の頃から創志学園でエースを務めるほどの選手です。
西純矢選手は最速153km/hのストレートと縦スライダー・横スライダー・フォーク・カーブの4種類の変化球を組み合わせた投球をします。
特に、ストレートの質は高く勢いがあるボールになっています。
常時145km/hを計測しており、高校生としては文句のない数字だと思います。
変化球に関してもキレがあり、相手打者によって使い分けており、空振りを取れる決め球を持っています。
コントロールに関してもある程度まとまってコースに投げ込めているので、心配ないレベルです。
全体的に高いレベルの選手なので、同世代の中では頭一つ高いレベルの選手とも言えるでしょう。
西純矢の親戚にはプロ野球選手が?
西純矢選手の親戚にはプロ野球選手がいるようです。
その選手が現在阪神タイガースで活躍している西勇輝選手です。
西勇輝選手も西純矢選手と同じピッチャーで、現在も先発投手として活躍しています。
そんな2人ですが、親戚ではあるのですが一度も会ったことがなく、面識は無いようです。
現在阪神は西純矢選手を1位候補として挙げているので、もしかしたら来年には同じチームに所属する可能性もあります。
他のチームにドラフトされれば、将来的には2人の投げ合いというのも見れるかもしれません。
西純矢が創志学園を選んだ理由は?
西純矢選手ほどの実力を持っていたなら、高校進学時には多くの高校からスカウトの声がかかったことかと思います。
その中でも地元の広島から近い創志学園を選んだのには、2つ理由があるようです。
最大の理由となったのは2016年に当時創志学園に所属しており、現在巨人に在籍している高田萌生選手が154km/hを出したニュースを見たことだそうです。
やはり当時からスピードボールには憧れがあったようです。
そしてもう1つの理由が西純矢選手の父親の存在です。
当時西純矢選手の父親は透析治療中で、そんな父親を広島に残してはいけないということで、西純矢選手は広島から近い創志学園を選んだようです。
自分のことだけではなく、家族のことを考えて進学先を選んでいるところを見ると、野球選手としてだけではなく、人間としてもできた性格をしているのでしょうね。
西純矢の父親は他界してしまった
西純矢選手を小さい頃から野球観戦に連れて行ったり、野球を始めるきっかけを与えていた西純矢選手の父親ですが、残念なことに2017年に脳出血で45歳という若さで亡くなってしまいました。
そのことを聞いた西純矢選手はショックが大きかったようで「野球をやめて、実家に帰る」と言うほどだったようです。
ですが、チームメートたちの励ましもあって立ち直り、現在も野球を続けているようです。
現在は、キャップのつばの所に「笑顔」と言う言葉とともに、父親の命日の10.11も書いているようです。
「甲子園に行けるように頑張れ」と言ってくれた父親の気持ちも背負って、ぜひ頑張ってもらいたいです。
創志学園の夏の予選の結果は?
今年の夏の甲子園にも出場が期待されていた創志学園ですが、岡山県大会準決勝で同じく強豪の倉敷商業に0-2で負けてしまい、夏の甲子園出場は叶いませんでした。
西純矢選手は準決勝に4番・ピッチャーとして先発出場し、自己最速を上回る154km/hを記録するなど、8回2失点10奪三振と好投しましたが、打線の援護に恵まれずに敗戦となってしまいました。
最後の夏が終わってしまったあと、西純矢選手は
「最後自分で打たれて。高校野球やりきれたなと。悔いはありません。」
と涙を見せず、笑顔を見せながら語りました。
進路に関しても質問されたようですが、
「これから考えます」
と明言は避けたようです。
高校野球は引退となってしまった西純矢選手ですが、今後はプロの舞台での活躍を楽しみにしたいと思います。
まとめ
- 西純矢(創志学園)は、広島県廿日市市出身
- 西純矢(創志学園)は、小学校2年生で野球を始める
- 西純矢(創志学園)は、中学時代には全国優勝と日本代表を経験した
- 西純矢(創志学園)は、高校は創志学園に進学した
- 西純矢(創志学園)は、甲子園出場は1回
- 西純矢(創志学園)は、複数球団からドラフト1位候補として名前を挙げられている
- 西純矢(創志学園)は、阪神タイガースの西勇輝選手と親戚