女子ゴルフの最高レベルを競うアメリカ女子ツアー。
2019年は32試合を実施し、メジャー大会は5試合。
最近では渋野日向子選手が「AIG全英女子オープン」を制覇し話題となりました。
全米女子プロゴルフ協会(LPGA)は1950年に発足したアメリカ最古の女子プロスポーツ団体でもあります。
トッププロはどれくらいの賞金を獲得しているのでしょうか。
今回は、アメリカ女子ツアーの最新賞金ランキングを調べ、トップの推移を見ていきます。
賞金ランキング米国女子ゴルフ2019最新!
2019年 LPGA ツアー米国女子ゴルフ年間獲得賞金ランキング(11月現在)
順位 | 名前 | 獲得賞金 |
---|---|---|
1位 | コ・ジンヨン(韓国) | 2,714,281ドル |
2位 | イ・ジョンウン6(韓国) | 1,992,490ドル |
3位 | パク・ソンヒョン(韓国) | 1,529,905ドル |
4位 | ブルック・ヘンダーソン(カナダ) | 1,519,447ドル |
5位 | ミンジー・リー(オーストラリア) | 1,508,761ドル |
6位 | アレクシス・トンプソン(アメリカ) | 1,417,609ドル |
7位 | ネリー・コルダ(アメリカ) | 1,395,909ドル |
8位 | キム・セヨン(韓国) | 1,253,099ドル |
9位 | ダニエル・カン(アメリカ) | 1,241,806ドル |
10位 | アリヤ・ジュタヌガン(タイ) | 1,166,885ドル |
賞金ランキング女子ゴルフ1位
コ・ジンヨン(韓国)24歳 世界ランキング 1位
2017年「ハナバンク選手権」でアメリカツアー初優勝。
2018年から主戦場をアメリカに移し「ISPSハンダ オーストラリア女子」で2勝目を挙げる活躍を見せ”ルーキー・オブ・ザ・イヤー”に輝いた。
2019年「ANAインスピレーション」でメジャー初タイトルを獲得。
4月8日付の世界ランキングで自身初の1位になった。
賞金ランキング女子ゴルフ2位
最優秀新人にイ・ジョンウン6 「全米女子OP」で初優勝#イ・ジョンウン6
https://t.co/vUWPM6IonH— GDOニュース (@GDO_news) 2019年10月11日
イ・ジョンウン6(韓国)23歳 世界ランキング 6位
2015年にプロゴルファーになる。
2016年に韓国ツアーの新人賞獲得し、2017年の韓国ツアーでは賞金女王に輝く。
名前に「6」をつけて選手登録をしたのは、同姓同名選手が他に多数いるため。
2019年、海外メジャー「全米女子オープン」で優勝。
「ホット6」の愛称で呼ばれている。
賞金ランキング女子ゴルフ3位
全米女子覇者パク・ソンヒョンが逆転で2勝目 野村敏京は22位#パク・ソンヒョン#カナディアンパシフィック女子オープン
#ゴルフ #GDO https://t.co/Z8LwqhMU26— GDOニュース (@GDO_news) 2017年8月27日
パク・ソンヒョン(韓国)26歳 世界ランキング 2位
2015年韓国ツアーで賞金ランキング2位。
韓国で行われたLPGAツアー「LPGA KEB・ハナバンク選手権」でも2位に入り世界で戦えることを証明した。
2016年シーズンの韓国ツアーでは序盤の出場3試合で3勝を飾り、勝率100%と話題になる。
2017年「全米女子オープン」で米ツアー初優勝。
賞金ランキング女子ゴルフ4位
父の日の優勝は3度目
最高のプレゼント#ブルック・ヘンダーソン
お父さんは唯一のコーチ#畑岡奈紗 は1打差2位タイ
唯一のボギーが悔やまれます#lpga #マイヤーLPGAクラシック pic.twitter.com/qrNiEbEKo9— Golf Channel Japan (@GolfChannelJPN) 2019年6月16日
ブルック・ヘンダーソン(カナダ)22歳 世界ランキング 7位
軽井沢で開催された「2014年世界女子アマチュアチーム選手権」の個人戦で優勝。
2014年12月に17歳でプロ転向した。
2015年「ポートランドクラシック」でアメリカツアー初優勝を果たすと、2016年「KPMG女子PGA選手権」でメジャー初制覇を飾った(18歳での優勝は大会最年少記録)。
賞金ランキング女子ゴルフ5位
ミンジー・リー(オーストラリア)23歳 世界ランキング 5位
2012年に全米女子ジュニアを制し、2013年、2014年にはオーストラリア・アマを2連覇した実力者。
2014年2月にはオーストラリア女子ツアーの「ビクトリアンオープン」で優勝を飾り、日本女子メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」にも出場した。
賞金ランキング女子ゴルフ6位
アレクシス・トンプソン(アメリカ)24歳 世界ランキング 9位
2007年、12歳4カ月で「全米女子オープン」の予選会を突破し、史上最年少出場記録を樹立。
「天才少女」として世界にその名を轟かせた。
2010年6月に15歳126日でプロに転向し、15歳359日でプロになった「ミッシェル・ウィ」を抜いて史上最年少記録となった。
2011年、16歳7ヶ月で「ナビスターLPGAクラシック」を制し、次々と年少記録を塗り替える。
2016年「ワールドレディス サロンパス杯」で日本メジャー初出場を果たす。
アメリカ人女子プロゴルファーの中ではトップの人気を誇る。
賞金ランキング女子ゴルフ7位
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ネリー・コルダ(アメリカ)21歳 世界ランキング 3位
2013年「全米女子オープン」に14歳で出場した。
2016年にプロ転向し、ルーキーイヤーの2017年は23試合中19試合で予選を通過して、5回のトップ10入りを果たす。
2018年「スウィンギングスカート台湾選手権」でツアー初優勝。
2019年「ISPS HANDA オーストラリア女子」でツアー2勝目を飾った。
姉は、同じくアメリカツアーに出場する「ジェシカ・コルダ」。
賞金ランキング女子ゴルフ8位
キム・セヨンは20位に上昇 畑岡奈紗13位/女子世界ランク#キム・セヨン #畑岡奈紗 #ソーンベリークリークLPGAクラシック #世界ランキング #GDO #ゴルフ
https://t.co/i2UboY0cdO— GDOニュース (@GDO_news) 2018年7月10日
キム・セヨン(韓国)26歳 世界ランキング 12位
2011年に18歳で韓国ツアーにデビュー。
2013年、初優勝を含む3勝を挙げて、賞金ランキング2位となった。
2013年、2014年とKLPGAで平均飛距離第1位となる飛ばし屋。
2015年「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」で、プレーオフの末にアメリカツアー初優勝を飾った。
2016年の「JTBCファウンダーズカップ」で、ツアー記録タイの通算27アンダーで優勝。
2018年の「ソーンベリークリークLPGAクラシック」で、その記録を4打更新する通算31アンダーでツアー通算7勝目を挙げた。
テコンドーもしていて、3段の腕の持ち主。
賞金ランキング女子ゴルフ9位
ダニエル・カン(アメリカ)27歳 世界ランキング 8位
韓国系アメリカ人。
12歳のころ、兄の影響でゴルフを始めた。
2010年、2011年全米女子アマを連覇。
2011年にプロ転向。
賞金ランキング女子ゴルフ10位
2018 年全米女子オープン。アリヤ・ジュタヌガーンがプレーオフを制しメジャー 2 勝目!
歴史に残る死闘を制したジュタヌガーンおめでとうございます~パチパチ\(^o^)/https://t.co/utS2hI6Iqy
画像:USGA#ゴルフ #ゴルフ女子 #全米女子オープン #アリヤ・ジュタヌガーン #本気のゴルフ pic.twitter.com/IsN8L6jtK1
— @ (@NsFarmTweet) 2018年6月4日
アリヤ・ジュタヌガン(タイ)23歳 世界ランキング 10位
2007年にアマチュアで出場したアメリカ女子ツアーで”11歳11ヶ月2日”という史上最年少予選通過記録を打ち立てる。
「全米女子アマチャンピオン」など数々の実績を経て、2013年1月にプロ転向。
「欧州女子ツアー」を主戦場とし、4試合目の「ラーラメリヤムカップ」でプロ初タイトルを獲得。2015年からは主戦場をアメリカツアーに移した。
2016年「ヨコハマタイヤLPGAクラシック」でタイ勢として、アメリカ女子ツアー初優勝を決めると、破竹の3連勝を記録。
同年の「全英リコー女子オープン」でメジャー初優勝した。
姉は、同じくアメリカツアープレーヤーの「モリヤ・ジュタヌガン」。
米国女子ゴルフのトップの推移は?
近年、女子プロゴルフツアーは韓国人選手の活躍が目立ちますが、米国女子ツアーでも韓国人選手がトップスリーに名の連ねています。
1位のコ・ジンヨン選手は、今季4勝をあげ、獲得賞金は2,714,281ドルと1人抜け出しています。
2位イ・ジョンウン6選手との差も大きく、賞金女王もほぼ確実です。
3位以下は賞金額も僅差であり、大きく入れ替わる可能性もあります。
米国女子ゴルフのトップと国内女子ゴルフの賞金額の違いは?
米国女子ゴルフはアジア選手の活躍により、国内での人気が衰退傾向にありましたが、それでも近年は人気も回復してきたこともあり、賞金総額も2019年は「7,820万ドル」で日本女子ツアーの約2倍の規模です。
賞金ランキング1位のコ・ジンヨン選手が獲得している賞金は「2,714,281ドル」と国内ツアー1位の申ジエの獲得賞金「133,477,195円」と比べても約2倍あります。
まとめ
- コ・ジンヨン選手が獲得賞金 2,714,281ドルで現在1位
- 韓国人選手がトップスリーに名の連ねている。
- 2019年の賞金総額は「7,820万ドル」で日本女子ツアーの約2倍。