選抜高校野球が開幕致しました。
毎年甲子園は新たなスターが生まれる場所として有名ですが、今年もスター選手が産まれるかもしれません。
そんな中で注目を集めるのが地元関西の代表校である大阪府の履正社高校。
強豪校が多い関西地区を勝ち上がってきて今大会唯一の大阪勢である履正社の注目選手はどの選手なのでしょうか。
そして今大会の履正社の戦力はどうなっているのでしょうか。
履正社はどんなチームなのか見ていきます。
選抜高校野球2019履正社の注目選手は?
履正社は今回が2年ぶり8度目のセンバツ出場となりました。
今大会の履正社はタレント揃いと言われています。
その中で投手での注目選手は間違いなくエースの清水大成選手です。
清水大成のプロフィール
名前:清水大成
生年月日:2001年6月5日
出身地:京都府丹波市
身長:176cm
体重:75kg
投球・打席:左投げ左打ち
新チームになってからエースナンバーを背負っているのが、この清水大成選手です。
最速145km/hの速球を投げる左腕です。
すでにプロからも注目されており、ドラフト候補にも挙がる活躍を見せています。
昨夏の北大阪大会の決勝でアウトを1つも奪えず降板してしまった悔しさを胸に、秋季大会に向け努力を重ねてきました。
その結果、センバツ出場がかかった近畿大会準々決勝で無四球3安打完封を達成し、自己最高のピッチングでセンバツ当確を決めました。この試合が自身初の完封となりました。
この試合のように持ち球のカットボールやスライダーを低めに集め、的を絞らせない投球ができたら、相手が打ち崩すのは難しいでしょう。
昨夏の後悔をバネに成長を続ける清水大成選手は要注目です。
履正社には野手陣に多くのタレントがいます。
まず、名前があげられるのが4番を務める井上広大選手です。
井上広大のプロフィール
名前:井上広大
生年月日:2001年8月12日
出身地:大阪府
身長:187cm
体重:97kg
投球・打席:右投げ右打ち
井上広大選手はタレント揃いの打撃陣の中で4番を任されている大型スラッガーです。
恵まれた体格からホームランを量産しており、高校通算本塁打は23本で秋季大会でも3本のホームランを放っています。
まさに4番打者というような選手です。
そんな井上広大選手ですが、秋季大会以降に右膝を手術しており、1年間悩まされていた痛みから解放され、ウエイトなどで5キロ体重を増やしパワー強化を果たしました。
2月にはすでにホームランを打つなど予想より早く回復しており、センバツでの活躍が期待される選手です。
タレント揃いのこのチームをまとめるのが主将の野口海音選手です。
野口海音のプロフィール
名前:野口海音
生年月日:2001年11月6日
出身地:大阪府松原市
身長:170cm
体重:83kg
投球・打席:右投げ右打ち
野口海音選手は新チームになり主将を任されている選手です。
2年生の時から試合経験を積んでおり、昨夏の北大阪大会準決勝で逆転負けを喫してしまった時にマスクをかぶっていた選手です。
野口海音選手は中学2年生の頃からキャッチャーをしており、中学生の頃にはU-15に選出され、主将も務めています。
当時から実力者で中学時代の通算本塁打は45本でした。
その打撃能力は高校生になっても健在で、高校通算本塁打は20本です。
小柄な体格ながら長打力のある選手です。
1年生からベンチしている経験を活かし、チームをまとめる活躍をしてもらいたいです。
新2年生の選手の中にも注目選手がいます。
その選手が大型外野手の小深田大地選手です。
小深田大地のプロフィール
名前:小深田大地
生年月日:2003年3月25日
出身地:大阪府
身長:177cm
体重:85kg
投球・打席:右投げ左打ち
小深田大地選手は1年生の夏からベンチ入りを果たしており、試合にも出場していました。
履正社で1年生から試合に出ていたのは現在ヤクルトに所属している山田哲人選手やT-岡田選手などしかおらず、それだけ期待値が高い選手という事がわかります。
とにかく打撃能力が高く、長打力・ミート力ともに申し分ない能力を持っています。
現在新2年生ながら主軸を任されています。
その期待に応えるかのように秋季大会の準々決勝では試合を決めるサヨナラ満塁ホームランを放ちました。
選抜高校野球でも、その期待に応えて活躍してもらいたいと思います。
選抜高校野球2019履正社戦力分析
今大会の履正社は全体的に戦力が揃っており、その中でも打撃力の力が強いチームだといえます。
まず、投手陣はエースの清水大成選手を筆頭に、2番手として控えている植木佑斗選手も秋季大会の決勝で大阪桐蔭を2点に抑える投球をしており、実力はかなりあります。
その他にの投手たちも、今後が楽しみな投手達が揃っています。
秋季大会の全10試合での平均失点は2.4点と安定してロースコアに抑えることができています。
打撃陣は履正社の武器とも言える強力打線を誇っています。
チームの4番打者を務め高校通算23本のホームランを放っている井上広大選手、秋季大会で1年生ながらチーム最多の14得点を挙げている小深田大地選手と強力打者が並ぶ、履正社のクリーンアップは全国屈指の破壊力を持ち合わせています。
10試合で11本のホームランを打つなど長打力は申し分ないです。
ですが、長打力は持っていますが機動力はあまりないチームです。
10試合あった秋季大会で盗塁は2個しか記録しておらず、足を絡めた攻撃というよりは個人個人の打撃力を活かした攻撃をしてくるタイプのようです。
守備面も安定した守備をしているようで、エラー数は少ないチームです。
キャッチャーの野口海音選手はU-15にも選ばれていたキャッチャーです。
守備の要のキャッチャーが安定しているため、チームとしても安定した守備を誇っているのだと思います。
履正社は打撃力が高いチームですが、選抜高校野球で上に勝ち上がっていくためには投打がうまく噛み合うことが大事になってきます。
エースの清水大成選手が、秋季大会のようなピッチングをし試合を作ることができたら、自慢の打撃力で相手チームに打ち勝つことができると思います。
今大会唯一の大阪勢として平成最後の選抜高校野球を勝ち上がっていってもらいたいです。
選抜高校野球試合結果
1回戦 履正社VS星稜 0-3
今大会優勝候補と言われていた星稜高校打線をエースの清水大成選手が3失点に抑える粘りの投球をしていましたが、打線が3安打に抑えられてしまい援護できず敗戦となってしまいました。
まとめ
- 履正社は2年ぶり8度目の選抜出場
- エースの清水大成選手はプロのスカウトも注目している
- 4番の井上広大選手は大型スラッガー
- 主将の野口海音選手はU-15日本代表で主将を務めた経験がある
- 小深田大地選手は新2年生ながら主軸を任されている
- 履正社は打撃力がウリのチーム
- クリーンアップの破壊力は全国屈指
- 盗塁はあまりしないチーム
- 上位進出には投打が噛み合うことが重要