男子陸上のサニブラウン選手が100mで日本新記録の9秒97をマーク!
動画でその凄い走り見てみよう!
アメリカ全米大学選手権で3位入賞し、桐生祥秀選手の日本記録9秒98を抜いて、日本新記録を出した今大注目のサニブラウン選手は本当に日本人なのか?
2020年の東京オリンピックでも活躍が期待されるサニブラウン選手はどういった選手なのか?両親の国籍は?そして、その記録を見た人たちの意見や反応を調べていきます。
サニブラウンって日本人なのか?
日本人の陸上選手であるサニブラウン選手が,桐生祥秀選手の日本記録9秒98を抜いて、9秒97の日本新記録を出し、全米大学選手権で3位入賞しました。
この日本記録に大きな称賛の声が出る中、父親が黒人でガーナ人である彼に対して「日本人じゃない」という心無い意見もありました。
- 「人種から言えば日本人ではない」
- 「半外人参考。日本選手ではない」
- 「スポーツに興味がない自分からしたらサニブラウン?日本人??」
- 「生まれもっての身体能力にほぼ依存する競技で、純日本人じゃない人間が記録出しても首を傾げる」
サニブラウン選手が日本人じゃないと言う人は、差別というより区別だという意識でいると思います。
しかし現在の国際社会では、このような表現は差別扱いされます。
色々な意見があり、表現は自由ですが、福岡県で生まれたサニブラウン選手は日本の小学校・中学校・高校に通い、国籍も正真正銘の日本人です。
サニブラウン選手を日本人じゃないと言う人は、自分が日本人であることの証明がサニブラウン選手のそれと何が違うのか。そして本人を目の前にしてもそのようなことを言えるのでしょうか。
サニブラウンって「日本人じゃない」コメントに批判
近年、日本スポーツ界ではサニブラウン選手だけではなく、テニスの大坂なおみ選手(父親がアメリカ人)や、卓球の張本智和選手(両親とも中国人)など、国籍は日本でありながら、親の国籍や血で日本人ではないとの意見が目立ちます。
こういった意見には多くの批判的なコメントがツイッター等で殺到しています。
- 「何人かどうかは国籍で決まる。日本生まれ日本育ちの日本国籍がなぜ日本人じゃないのか。肌の色や顔立ちや名前で日本人かどうかを決めてる人こそ日本人を名乗るな」
- 「日の丸背負って日本のために懸命に走ってるんだ、日本人に決まってる。この国に生まれた日本人なのに日の丸を裏切るような奴こそ、ホントに日本人?」
- 「サニブラウン選手は父ガーナ人 母 日本人のハーフです。日本国籍で、生まれから高校までは日本、第一言語も日本語です」
ガーナでは祖父が孫の名前を決める慣習があり、サニブラウン選手も一般的な日本人の名前ではありません。
肌や顔つきも黒人の父の血を引いている為、見た感じいわゆる”外国人”に見えます。
人種による運動能力の差は確かにあります。
しかし、サニブラウン選手は日本で育ち、日本の言葉や文化を学び、日の丸を背負って競技に参加しています。
そして何より国籍が日本なのです。
そのような選手を”日本人じゃない”なんてなぜ言えるのでしょうか?
サニブラウンの両親の国籍は?
サニブラウン選手の父親は、ラティフ・サニブラウンさんと言うガーナ国籍の方です。
ラティフさんは、昔はサッカーをやっていて、現在はスポーツバーを都内で経営しているそうです。
アフリカのサッカー選手といえば、フィジカルが強いことで有名ですが、そういった血をサニブラウン選手は引き継いでいるんですね。
そして母親は明子さんとおっしゃる日本人の方です。
テレビで応援している姿が度々映し出されることがあり、目鼻立ちが整っていてとても綺麗だと評判の方です。
この明子さんは福岡県出身で、福岡県立宗像高校時代に陸上選手として活躍しており、100mと100ハードルでインターハイに出場しています。
サニブラウン選手が陸上を始めたのは、母親の明子さんの影響が大きく、明子さん自身も元々サッカーをしていたサニブラウン選手に対して、スポーツをやるなら団体競技より個人種目の方が向いていると陸上を勧めていたそうです。
明子さんは高校卒業後は専門学校に進んだあと、スポーツメーカーに就職し現在も陸上に関わっているそうです。
サニブラウンの出身地は日本のどこ?
サニブラウン選手は福岡県北九州市出身です。
小学校3年生の時までサッカーをしていたサニブラウン選手ですが、陸上選手だった母親の勧めで陸上を始めます。
中学生になると本格的に陸上競技をする為に福岡県を離れ、東京の城西大学付属中学校・高等学校に進学します。
駅伝でも名前が良く出る、陸上部が強豪校の大変有名な学校です。
その後はフロリダ大学に進学し、現在に至ります。
サニブラウンアブデル・ハキーム プロフィール
名前:サニブラウン・アブデル・ハキーム
生年月日:1999年3月6日
出身地:福岡県北九州市
学歴:フロリダ大学
身長:188cm
体重:83kg
サニブラウン日本新記録9.97秒動画が見たい!
陸上男子サニブラウン・ハキーム選手(フロリダ大)が日本人初となる2度目の9秒台である9秒97を出しました。
桐生祥秀選手(日本生命)の持つ日本記録9秒98を0.01秒上回る、日本新記録です。
この記録を出したのは、6月7日にテキサス州オースティンで行われた全米大学選手権の男子100メートル決勝で、
サニブラウン選手は3位に入賞。1位は9秒83のディバイン・オドゥドゥル(ナイジェリア)でした。その動画がこちらです。
サニブラウン選手は5月11日に9秒99で日本人2人目の9秒台をマークしていました。
5日の予選でも追い風参考記録ながら9秒96をマーク。再び9秒台を出す予感をさせていました。
サニブラウン選手はもともと「10秒切り」への執着はないく「持つなら大きな目標がいい」と当時の日本記録10秒00でなく、ウサイン・ボルトが持つ世界記録9秒58を目標に掲げていました。
1位、2位の選手の記録はオリンピックでも金メダルを取れるほどのタイムであり、世界でもトップレベルの記録です。
この二人よりも2歳若いサニブラウン選手は、まだまだ伸びしろがあるように思えます。
現在20歳であるサニブラウン選手の記録は、あのウサイン・ボルトが20歳の時に出した記録よりも良いそうです。
これは2019年の東京オリンピックが楽しみになる記録です。このまま順調に行けば、オリンピックでも決勝に行けそうですし、メダルも獲得出来るかもしれません。
サニブラウン日本新記録9.97秒動画を見た有名人の声
陸上と言えばこの人、武井壮さん「サニブラウン9秒97!! マジで東京は9秒台4人のリレーチームが見られそうだわ!!」
元々リレーが強い日本にとって、サニブラウン選手の成長は鬼に金棒ですね。
サニブラウン日本新記録9.97秒動画を見た人の声
サニブラウン、9秒97すごいすごい👏#アイン薬局 #薬剤師 #サニブラウン pic.twitter.com/m4LYLEl8Db
— アイン薬剤師 (@ainphm) June 9, 2019
もっと記録出せる感が凄い(*゚∀゚*) #サニブラウン pic.twitter.com/sXBqZkl2xs
— ボクたん (@bombaye10) June 9, 2019
この記録を見た人から多くの称賛の声が上がっています。
- 「世界一になる日も近い」
- 「これで日本のコーチングがいかに古いか証明できた」
- 「東京で金を目指してくれ。ボルトが同じ歳で出したタイムより早かったと聞いてから注目している」
- 「親御さんも感慨深いだろう。大坂なおみさんも同じ環境だが、日本で育てられいい事も悪い事もあっただろう。他人だが感謝したい」
このような意見がなくならないのは事実です。
様々な意見があるのは当然ですが、国籍とは何なのか、早く理解していただきたいものだと思います。
まとめ
- 福岡県で生まれたサニブラウン選手は日本の小学校・中学校・高校に通い、国籍も正真正銘の日本人である。
- サニブラウン選手の父親は、ラティフ・サニブラウンさんと言うガーナ国籍の方
- サニブラウン選手の父親は、サッカーをやっていて、現在はスポーツバーを都内で経営している。
- サニブラウン選手の母親は日本人の方で福岡県出身
- サニブラウン選手の母親は福岡県立宗像高校時代に陸上選手として活躍しており、インターハイに出場経験あり
- サニブラウン選手が陸上を始めたのは母親の影響が大きく、陸上を勧めていた。スポーツメーカーに就職し現在も陸上に関わっている